お知らせ

トークイベント「武庫之荘で、出す」with DIYBOOKSさま

ご報告が遅くなりましたが、
DIYBOOKSさんでトークイベントをさせていただきました。

DIYBOOKSの店主さんは、秋田県出身の平田さん。大阪で働かれていた平田さんは、奥さんと新しく住むところを探していた時に、武庫之荘に行きつきました。デジタルばかりと向き合う仕事に疲れ、さまざまな人と話すにつれて、地域で「つくれる本屋」を始めたそうです。

私は昨年初めて本を作っているときに、ずっとZINE(自発的で自由な形式の本)を扱っている本屋さんを探していましたが、大阪や京都にしかなく、あきらめていました。そんな時、昨年の10月、ヘルパーさんが「みちこさんが好きそうな本屋さんができるみたいですよ」とインスタグラムを見せてくれました。

なかなかタイミングが合わず行けないでいましたが、ヘルパーさんの時間もちょうど良く外出の時間と重なって、思い切って行ってみると、中はこじんまりしているけど、木の温もりのある棚に、店主おすすめの本がずらりと並ぶ素敵な空間でした。

 

私も本を書いたばかりです、というお話をすると、私が持っていた『ウンチを出して「車いす」を脱ぐ』をすぐに店頭に置いてくださいました。本を書く時に影響を受けた安達茉莉子さんの『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』の隣に置いてくださったりもして、ご縁ってすごいなと思いました。

そして、店主の平田さんも『武庫之荘で暮らす』というZINEを出されています。コロナ禍でますます地域の足が届くところでしか生活できない状況を受けて、改めて武庫之荘で暮らし始めたことをきっかけに、お店や人との関わりをそのまま、ありのままを綴っています。

私にとって、『武庫之荘で暮らす』は、誰かの目線で、自分の街を再認識するきっかけをくださった本でした。

「風景が人をつくる」

武庫之荘で子育てをすることを決めた平田さんは、この街でどんな風景をつくっていきたいのかを考えるようになったとのこと。私も、この街に住んでいるからこそ、落ち着いて本を出せました。

 

 

初版で刷ったものはほとんど売れたため、今度はDIYBOOKSさんに印刷していただきました。そして、「トークイベントを一緒にやりましょう」と企画してくださいました。

 

 

平田さんと私は同じ年代ですが、お互いが別の世界で、時間軸で生きてきましたが、こうして何かのきっかけで、トークイベントが生まれ、語り、だれかに聴いてもらっているんですよね。

うんうん、と聴いてくださった会場の方々にも、私も影響を受けて気持ちよく話せました。

平田さんから、そういった偶然の出会いや影響についても、本をつくることで生まれるのではないか、という話もあり、まさしくこのトークイベントも、本を書かなければ生まれなかったのだなと感慨深かったです。

 

近々、DIYBOOKSさんのホームページで、トークイベントのアーカイブが見られる予定です。購入が必要ですが、とても内容の濃い時間でしたので、おすすめします。申し込みが始まりましたら、お知らせいたします!

 

 

 

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