生きる

だれかに気持ちをぶつけないための「感情の整理」

今日は、いろいろな感情の整理について考える

今日は、私たちのいろいろな気持ちを整理して、おだやかな暮らしをしましょうという話をしたいと思う。

さまざまなニュースによると、最近は、新型コロナウィルスによる外出規制で、自宅にいる時間が多くなったことにより、家族の中で、子どもや弱い人へ気持ちをぶつけてしまったり、暴力をふるってしまう、いわゆる「虐待」が多くなっているという。

SNSでは、政治家へのバッシングはもちろん、行き場のない気持ちを投稿したり、本当に必要な情報よりも関心の高まる情報がやたらと拡散されたりと、ごちゃごちゃしたことになっているような気がする。(私は、あまり見ていない。)

意識して「SNSやニュースを見ない」ということをしないと、いろいろな人の、いろいろな感情に、巻き込まれてしまう。

そもそも、私たちは、一つの感情だけでなく、もっといろいろな感情を持っているが、それらの感情のうちのどれが膨らんでいくかは、環境によって変わってくる。その変化に、自分を失わないためにも、いろいろな感情の整理が必要だ。

 

 

まずは「出てしまった感情」を3つの視点で整理する

1分だけでも胸に手を当てたら、見えてくるかもしれない。

不安、イライラ、悲しい、それでも笑顔でいよう、外に出たい…など、私たちの気持ちの中は、いろいろな感情や思いがあり、しかも、悲しいが、笑顔でいたいというような矛盾だらけなのだ。

しかし、ひとたび、テレビで「安倍総理のマスク配布は、意味がない!(プンプンと怒る)」とか、「コロナ疎開で、旅行に行っちゃっている人がいるよ(嫉妬心)」などと言っている人を見ると、自分も同じようなことを思った気になってしまう。

ネガティブな話題に触れると、イライラや、人への非難の感情が、ニョキッと芽を出してしまう。その自分の気持ちの変化は、不安から来るものだったり、外に出られないという我慢によるストレスによるものだったりする。

その感情の変化の「もとの自分の気持ち」「なぜ、その感情だけ飛び出てしまったのか」「その出てしまったものをどうするべきか」ということを、落ち着いて、自分の心に聞いてみることが大切だと思う。

だいたい「出てしまった感情」によって気づくので、そこから出発しよう
もう一度、作業の順番を書いてみると、

  1. 「出てしまった感情・行動」を知る
  2. 「もとの自分の気持ち」は何なのかを思い出す
  3. 「その出てしまった感情・行動を、どうするべきか」を考え、実行する

 

私のこれまでの感情・行動① コロナの情報に無関心

  1. 情報が入ることへ拒否に近い、「何も話さない」という動き
  2. もともと考えすぎるところがあり、具合悪くなりたくなかった
  3. その気持ちは当然のことだと受け入れる。私がそうであるように、相手もコロナの話を聞くのは嫌かもしれないので、配慮する

 

私のこれまでの感情・行動② 
コロナのことで活動している人を見ると、自分に自信をなくす

  1. コロナ対策のために活動している人を見ても、気持ちが動かない。もう今だけで精一杯と思ってしまう
  2. すでに自宅でヘルパーさんへのコロナ対策で頭がいっぱいだった
  3. 自分の身の回りから始めていこう。他の人の活動は手伝えるときに手伝おう

 

私のこれまでの感情・行動③ やたらYoutubeを見ていた

  1. コロナに関するYoutubeをたくさん見ていた(①の反動か?)
  2. 何かしなきゃ、その前の現状を把握しなきゃ、と思って焦っていた
  3. 必要な情報をポイントに絞って見ていくと、そんなにYoutube鑑賞の時間を多くする必要がない。ある程度、情報を学んだら、Youtubeをやたらと見るクセは落ち着いた

 

 

次は「もとの自分の気持ち」を最初から知る

ここで注意したいのは、本当は、2番の「もとの自分の気持ち」を知ることが大切。なぜなら、たとえば、子どもや他の人に気持ちをぶつけたあとでは、本当は遅いからだ。

もちろん、やってしまったあとに、それに気づいて自分の行動を反省することはできる。そして、さらに次のステップの「人とのおだやかな対話」につなげていけばいい。(ただ、取り返しのつかないこと、大きなことは最初からわかっておくべきだ。)

まずは「もとの自分の気持ち」を知るところから、始めよう。
取り返しのつかないことにならないようにするためのステキな整理方法。

  1. 「もとの自分の気持ち」=「今持っている気持ち」を書き出す
  2. 「それによって、こんな環境になったら、こうなるな」と予想をつける
  3. 悪いことになりそうなら、それを避ける
  4. 良いことになっていく方法が見つかりそうなら、やってみる

 

私のこれまでの感情・行動① コロナの情報に無関心

  1. もともと考えすぎるところがあり、具合悪くなりたくない
  2. いろいろなヘルパーさんも来るから、その度に話をすることになるので疲れるかもしれない。黙っていたら、逆に心配されるかもしれない
  3. 適度に、これまでと同じように会話してみる
  4. ヘルパーさんに「一人ひとりと会話しないといけないから、何度も考えてしまって嫌なんだ。ときどき黙っておきたいかも」と言っておく

 

私のこれまでの感情・行動② 
コロナのことで活動している人を見ると、自分に自信をなくす

  1. すでに自宅でヘルパーさんへのコロナ対策で頭がいっぱい
  2. 「何か発信したい」「変えていきたい」と思っても、今は動けないことに、さらにイライラしてしまいそう
  3. 今、できることをやっていけばいい
  4. ほんの少しでも、活動している人の応援をしたいという気持ちでいる。自分の身の回りのことが落ち着いたら、もっとやってみるという心の中の計画を立てる

 

私のこれまでの感情・行動③ やたらYoutubeを見ていた

  1. 何かしなきゃ、その前の現状を把握しなきゃ、と思って焦っている
  2. ただ焦っているだけなので、いろいろな情報を見ても、頭に入ってこないし、疲れてしまいそう
  3. 時間を決めて見るようにしていく
  4. テーマを決めて、「そのテーマだけでYoutubeを見たら、そこで終わり」というルールを作ったら、疲れないし、時間の無駄ではない

 

ちなみに、「中川家のコント」とか、「次亜塩素酸水の作り方」とか、特定のキーワードに絞って見ている。

 

 

さいごは「人とのおだやかな対話」を増やす

私たちは、すでに、おだやかになれるように意識をしている。私のところに来るヘルパーさんは、おだやかに関わってくださっている。それは、私の大きな救いになっている。

一人ひとり、それぞれいろいろな感情を持っていて、自分の気持ちに折り合いをつけようと努力をしている。それでも、情報やSNS、ネガティブなことを言う人に囲まれたら、「少し静かにしていた不安」がまた騒ぎ出してしまうこともある。

直接会う人、直接会わずにメールだけでやり取りする人、見ず知らずの人に発信する人、見ず知らずの人の発信に反応する人など、対話の方法はいろいろある。

人には表現の自由はあるが、そこには相手がいて、そこに反応する人がいることを意識しないといけない、と私も改めて思った。

意識しなければならないのは「おだやかになれる対話」である。

そして、「人とのおだやかな対話」をする、というよりは、「増やす」気持ちでいたい。

家族、友人、先生、ヘルパーさん、SNSで訪れる人、ブログに訪れる人など、誰に対しても、そのような気持ちでいたいと思った。

 

 

気持ちは受け入れて、行動をコントロール

 

 

POSTED COMMENT

  1. Paul より:

    Hi Michiko,

    I hope you’re doing well despite the second State of Emergency declaration of Hokkaido.

    It’s been almost a month since the State of Emergency declaration in California, but I have to admit that it’s been easier to get used to as time passes (and the news that social distancing is working as well!)

    Hope you are doing OK!

    • Hi Paul, I’m doing well now. Thank you for visiting my blog many times. I have heard that the Japanese government will be declaring the State of Emergency for every prefecture in Japan. It’s time to be patient to stay at home to protect each other.

      I hope you are fine too.

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