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片付けは「宝」さがし〜私の部屋でワゴンセール

デパートやドラッグストアなどで「ワゴンセール」と書かれたワゴンが置いてあると、無造作に色々なものが入っているところを、わざわざ掘り出してみたくなった人は多いのではないか。特に欲しいものがあるわけではないが、「忘れているが、実は欲しかったものがあるのではないか」と、ほんの少しの可能性を信じてみたいのかもしれない。

最近、片付けをしてからは、ウィンドウショッピングをほとんどしなくなった。「もう二度といらないもの」と、「私のお気に入りのもの」が決まってきているからだと思う。あともう一つは、「実は、必要なものが自宅のどこかに眠っているかもしれない」という希望があるからだ。

この前、手付かずでいた袋をいよいよ開けて、整理をしていたとき、薄くて肌触りの良いタオルが3枚も出てきた。しかも、手に収まりやすいサイズで、フェイスタオルに使ったら、肌を優しく包み込むような良い素材のタオルだった。それ以来、10年くらい使っていたフェイスタオルを古布にし、3枚の発掘されたタオルをフェイスタオルへと取り替えた。

まるで自宅の中で「宝」さがしだ。そう考えると、片付けもワクワクしてくる。片付けも終盤に迫ってきたが、ゴールが見えてくると逆に急いでやろうとしてしまう。もっとゆっくりワクワクしながら、出てきたものを見定める気持ちの余裕を持とうと思った。

当たり前の話であるが、自宅にあるものは、すでに自分のものなのだから、デパートのワゴンセールにようにお金を払う必要はない。なんとラッキーなこと。

手放すことも時に必要だが、すでにあるものを「前とは違う用途で使う」とものに輝きを取り戻すことができる。

そんな経験をしたのでした。

 

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