今日の札幌は、曇りと雨。昨日と一昨日は少し肌寒かったです。
東京から帰ってきました。旅行中の出来事はこれから書いていきたいと思います。それよりも、今は最近嬉しかった話をしたいと思います。
先週、3泊4日で東京に行ってきました。これまでは、研修や試験などで東京に行くついでに、少ない時間を見つけて観光する程度でしたが、今回は、何も肩に重りが載っていない、私のやりたいように、過ごしたいようにする旅でした。今までは、行った後に報告しなければならなかったり、旅行にどんどん挑戦する人を増やそうと講演会を開いたりしていましたが、そういうことが全くないのは、初めてです。
色々な交通機関に乗って出かけたり、街の商店街に行ったり、美術館に行ったりしました。私が滞在した文京区は坂が多く、電動車椅子も5、6年乗っているので、タイヤが歪んでいたりと、坂を登るのに苦労しましたが、入り組んだ細い道を歩いていくと、生活感あふれる洗濯物干しの風景があちらこちらに見えました。湿度は、最初は慣れずに熱中症を起こしましたが、次の日には慣れてきて気にならなくなるほどに。札幌で湿度が高くなったら、「暑い、もう死んでしまう。」と愚痴をこぼしていたのに、これが普通だと思うと案外大丈夫でした。ただし、飲み物をいつも持ち歩き、水やお茶だけでなく、脱水を防ぐためのポカリスウェットや、気分転換になるソーダ水は必須。トイレに行くのが面倒だからと、水分を取らないでいたら、その後は頭が痛くて動けなくなってしまいます。介助が必要な方も、そこは遠慮したら、命が危ないと思うと、遠慮せずに頼むことができると思います。
一番びっくりしたのは、東京の交通機関です。私は、この期間で地下鉄、JR、都営バス、文京区のコミュニティバス、モノレールに乗りましたが、駅員や運転手さんのスロープの対応が迅速で、いつもすぐに乗車できました。バス以外の電車などは、札幌の地下鉄のように、車両とホームの間の段差は高くなく、札幌は15cm以上あるのに対して、東京はあっても5cm程度だと思います。電動車椅子や自身で車椅子をこげる方は、スロープなしでもいけるのではないかと思います。
バスは、バス停で待っていたら、すぐに何も言わず載せてくれます。それは至って普通なことなのに、新鮮に感じるのは、札幌のバスの場合は「予約」を前提に考えている会社が目立つからです。実は、すべてのバスにスロープがついているわけではないからですが、スロープがついている車両がバス停に来て、例えばそのタイミングでバス停で待っていても、「予約していないの?」と言われることもしばしばです。
東京での移動は、電車やバスを一本見送ることなく、ほぼグーグルマップの案内された時間で動くことができ、順調に移動することができました。東京の人は愛想が悪いとか、不親切なんていう噂もありますが、あれだけ人が多く、たくさんの路線と時刻表があって、どんどん動いていかなければならない状態なので、疲れている人も多いのかもしれないと、体験してからわかりました。でも、JRの駅員なのに、乗り換えをする私のために、わざわざ外に出て地下鉄の窓口まで案内してくださる方もいました。自分の会社ではないのに、しかも外に出て徒歩4分の場所まで案内してくださったことには、驚きました。
昔、幼い頃に、東京に住んでいました。親に東京での土産話をすると、父親が30年以上前の思い出話を語ってくれました。東京ドームにふらっと寄ったら、野球観戦のチケットが無料で配られて、そのまま入って観戦をしたことや、東京の多摩川の雑草を火で焼いていた時代に、途中で消防車が水を撒いたおかげで、そこに住んでいたホームレスの布団や段ボールの家を中途半端に残して、ホームレスが「全部燃やしてくれたら、新しいのを調達してくるのに、残ったせいで処分に困るじゃないか」と一緒に暖炉にあたりながら聴いた話など、なかなか面白い。
東京には大人になってから自分で行きましたが、なぜか新しい世界な感じがしない。電車は懐かしい感じがしました。いや、電車はもしかすると新しくなっているかもしれませんが、色々な格好の人がいたり、電車と住宅の間が狭かったりと、同じ風景を幼い頃に見ていたのかもしれません。





おかえりなさい!
みちこさんの行動力、いつも尊敬です!
東京のハード・ソフト両方の充実ぶり、すばらしいね!
“ひとりで(介助者さんもいるけど)旅をする”
って、大人なら誰でもできることのはずだけど、
札幌の地下鉄でさえパニパニしてしまう私にとっては、
ものすごくハードルが高いことのように思ってしまいます(´△`;)笑
何事も経験 なのかしら…
まずは、すぐパニパニする性格をどうにかせねば…笑
くわしい旅行記、楽しみにしています♪
ただいま、戻りました!笑
何事も経験ですし、私も前はいつもおどおどしていたので、気持ちがわかるような気がします。回数を重ねていくと、「なんとかなるか」という変な余裕が生まれてくるので、気持ちが楽になりますよ。札幌の地下鉄も乗り換えの仕方がわからずに、ドキドキしていた自分を思い出します。ひとり旅はいろいろなことが起こって面白いです!