今年も残りわずかです。
皆様は年末はいかがお過ごしですか?
今年一年の前半は、激動の日々でした。
長く付き合いのあったヘルパーの方々と分かり合えない形でのお別れ。
私が生活をするために必要なヘルパーの90%の人数と縁を切ることによって、
生活を立て直さなければならなくなった時でした。
それまではうわべだけで付き合うしかできず、そのためなのか
自分のプライベートな情報が流れることもしばしばで、
それも仕方がないとあきらめていました。
でも、私が出会った人々を大切にできないと思い、
男性と積極的に会うことや家族とも会うのを避けてしまった私でした。
ヘルパーはトイレをするためにも必要。
けれど、一緒にいる人の情報を気軽に別なところで話されるのが嫌でした。
実際のところはわかりません。
けれど、誤解が誤解で伝わるほどコミュニケーションがうまくいっていなかったのです。
一つの事業所に頼らなければ、生活できるかどうかわからない恐怖。
それはそもそもおかしいのですが、私はその恐怖と闘いながら、
新しくヘルパーの体制を作ることにしました。
すると、徐々に素晴らしい方々が集まり、今ののぼちーむが出来上がりました。
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そこでやっと仕事に目を向けることができたとき、ようやく起業を行うことになります。
やっと、スタートラインに立てたんだ。
今までやっていた講演活動、人脈作りを活かした仕事を考えた結果、
「ふくしのたね」をカタチにするプロジェクト。
あと5年以内で、
スポーツやファッションに障害者も主役になれることが当たり前になる時代が来そうです。
いろいろな場所で、そのような取り組みがされていますから、確実に来ます。
あとは、特別な存在としてのふくしではなく、自然なものとして捉えられること。
ユニバーサルデザインを取り入れたお店や商品の数々、
バリアフリーが当たり前の学校、交通機関、職場…、
ハードをやさしいものにしつつ、一番難しいのがソフトのバリアフリー。
障害、高齢、病気、性格(もともと持っている気質)、思春期特有の自我喪失など
どうしようもできない現状の中で、希望を持った生き方をしていくことが大事。
何もぶち当たる壁がない、人との感情のぶつけ合いの機会が少ない、
特にお金にもモノにも困らない…ぶつかるものがないからこその生きていることの不安。
ぶつかるものがないのではなく、ぶつかることを避けられる社会になっている気がします。
日本の社会を
「自分、生きてていいんジャン!」と思える社会に。
「失敗しても、次のチャンスをつかめる!」と思える社会に。
「お互いさまだね、とお茶を同じテーブルで飲める」社会に。
壮大だけれど、最終地点の中心的なテーマです。
だからこそ、困難な状況にある人が楽しく生きられる社会を作る!
そのためには、一番大切な「仕事」でイキイキできる場を作りたい!!
今年は教えられました。
自分でやろうとするのではなく、周りに動いてもらうことで良い循環を引き出すこと。
そして「誰にでもいい人」ではなく、「信念を持って人と付き合う」ということ。
2015年は身を引き締めつつ、魅力を出していくぞ。
年末のご挨拶

はじめまして。
ワタシもヘルパーさんありきの生活をおくり
8年になります。
冒頭のくだり・・・痛いほど同感です。
ホント、無くてはならない存在の方々とのコミュニケーション
大事ですよね。人数も多いし!
自分の全てをさらけ出せるヘルパーさんって、ほんの僅か・・・。 お互いに信頼しあっての上で、お互いにさらけ出さないと極上の関係は生まれないんじゃないかと思うのです。
極上の関係目指して頑張りましょう!
春菊さん、コメントをいただきありがとうございます。
極上の関係!極めぬいた関係といったところでしょうか。
人ですので、自分も他人も状況に変化していきます。人は基本的に弱い生き物なので、ずっと安定するなんて難しいんだと思います。
なので、あまり肩を張らずに細く長いお付き合いをしていくことが大切だと私は今までの経験で思っています。
さらけ出したくないこともありますし。
無理して信頼するほど、心が苦しくなるときだってあります。
仕事や恋愛などで苦しむ経験も必要だと思いますが、
寝る、トイレする、食べるなどの日常生活で、
人間関係に悩むことはとてももったいないことです。
安心できる時間が少しでも増やしていきましょう☆