ブログを何日か休んでいるうちに、札幌も雪が降ってきた。毎日ウンチをするように、毎日ブログを書いた後にいったん休んだら、次の日から気持ちがモヤモヤしていた。一方で、講演会の資料づくりが朝からはかどったので、順調に進んでいる。いつも朝にブログを書いていたら、体力を少なからず消耗しているので、資料づくりにエネルギーが使えないでいた。ウンチの場合はすっきりして終わりなのだが、ブログの場合はそういうわけにはいかないのだろうか。今日は、ブログを休んでみて考えたことを書きたいと思う。
毎日やると、無意識に自分の一部になる
はじめて、1ヶ月間、毎日ブログを書いていたら、私の予想以上に自分の生活の一部になっていた。なぜなら、休んでいた初日からそわそわしていたからだ。以前は、ただただ生活に追われて、ブログは後回しになっていたので、1ヶ月に多くて3回、月によって全く書いていなかった。それが「まずは毎日書いてみよう」と決めて、ただただやっていたら、いつの間にかウンチを出すのと一緒だという錯覚が起こり、しまいには休むと違和感を感じるようになった。きっと、この感覚が「習慣化」なのだと思う。野球選手のイチローは毎朝カレーを食べているというが、それを行うことで、自分の生活に対するスタンスを保っているのかもしれない。
毎日の生活の中で、「これは必ずやる」ということを見つけると、自分の生きるリズムみたいなのが生まれる気がする。朝決まった時間に起きる、ヨーグルトを食べる、ヨガをする、白湯を飲む、親に電話をする、朝日を見る、ウンチをする、腕立て伏せをするなど。
私の習慣化の一つがブログなのかもしれない。ブログ自体が良いという単純なことではない。この行為をもっと細かく見ていくと、「自分の考えを言葉に表す」「自分の考えをわかりやすいように文章にする」「わかりやすくしようとするには、他人に見てもらうことを想定したら良い」ということであり、だからブログという手段を使っている。
習慣化の話に戻ると、「毎日やっていて、嫌だな」と思うこともある。いや、「毎日やってしまっていて、嫌だが、抜け出せない」という感じだ。例えば、スマートフォンを5分間隔でチェックしてしまう、テレビを見てしまう、youtubeを見てしまうといったことだ。こういったことを「無意識に、毎日やってしまう」のだ。あ〜どうしよう、でもやめられない!っていう感じで。
私の場合、
ブログは「意識して毎日やってみて、習慣化して、良かった」が
スマートフォンのチェックは
「無意識に毎日やってしまって、習慣化して、良い気持ちがしない」なのだ。
意識してやったことは、目的があるから、良い結果が生まれて、
無意識でやっていることは、環境に操られているから、悪い影響が出ていると言って良いと思う。
何を自分の一部にするかは、自分しだいということなのかもしれない。
文章を書く動機=日常の視点
文章を書くことを意識していこうという試みが、休んだときにモヤモヤするほど、自分の一部になったらしい。では、その次のステップへ。文章を書くとなると、「何を?書こう?」ということを頭で考えるようになってくる。いつも流れていた日常が、文章を書くとなると、目的を持って色々なことを感じるようになる。もはや今は散ってしまった紅葉は、いつも毎年自然な風景としていつの間にか消えてしまうものだが、「これは下から見るとキレイだなぁ」と思い、ビデオを撮って見ると、鮮やかな記録として残る。車いすから見ると、こんな感じで見えるのだということも伝えられる。
まぁ、あまり意識を張りすぎると疲れる。たまには、無意味にぼーっとする。何時間もすると寝てしまうから、寝たいときは寝るとしても、時間をある程度決めてぼーっとしている。短時間だからこそ、ぼーっとする時間が大切であると感じられる。私は、ご飯を食べ終わったあと、ブログを書き終わったあと、講演会をしたあと、ヘルパーさんが帰ったあとにぼーっとするようにしている。節目節目にすると良いのかもしれない。
今なら、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSがあるので、目的を少し決めて、文章などを載せていくと、「どんな日常を載せようかな?」と意識できて楽しくなるかもしれない。私はツイッターはやっていないが、やるとしたら、気に入った格言などを載せるのも良いかなと考えている。
ここで大切なのは、公に載せようとしている内容が、自分の生活に返ってくることだ。誰かの悪口や批判ばかりしていたら、いつもそんな視点で物事を見るようになって、そういう性格ではなかった人でさえも、批判ばかりする人になると思う。日常のほのぼの生活を載せていたら、焦らない生活を心がけるようになるかもしれない。どちらにしても、意識してやろうと、無意識にやろうと、自分が発した言葉がさらに自分を変えていく。
どんな視点を持ち続けたいか、持っていなかった視点のどれを持つようにしたいかで、いくらでも文章は工夫できる。
これも、無意識に人に流されて、変な言葉や傷つく言葉を使わないようにしていきたいな、と思う。
書く時間帯と、費やす時間がポイント
このブログを書くのに、1時間と10分くらいかかっている。朝の10時過ぎには終わりそう。これが終わったら、おきまりのぼーっとタイム。このときにyoutubeを見てしまうから、長々してしまうのだと反省している。タイマーでもかけようかな。
新しいことを考えるときは、朝が良い。そして、私は寝る前も、頭が冴えている。文章を書いたら、いきなり眠くなって、心地よくすぐ寝てしまう。はじめて考えてみたが、そのサイクルで1ヶ月やってみても良いかもしれない。何ごともやってみると、わかってくることがたくさんあるので、ぜひ何か思いついたら、1週間や3週間、1ヶ月単位でやってみることはオススメだ。
さて、10時10分をまわったので、ここでお開き。