楽しみにされていた皆さま、しばらくぶりのブログです。
札幌にも少しずつ春が近づいてきたように思います。プラスの気温が何日も続き、太陽の日も夕方5時まで出るようになってきて、道路の雪が溶けてきました。この時期は、融雪剤や砂が道路にへばりついていて、雪も灰色に濁ってくる季節。自動車の体は汚れており、雪が溶けてしまえば、早く洗車したいなと思っている人も多いはずです。
車いすのタイヤにも、べちゃべちゃ雪や砂がくっついてなかなか取れない時期なのです。でも、日差しの照り方が強くなってきて、空気の匂いに春を感じます。早く来い、春よ。
さて、2月は怒涛の忙しい月でした。大学4年生のアシスタントが卒業してしまうことや、長期でお休みするアシスタントも出てきて、2月に新しいアシスタントを4名入れました。前々から募集をかけていたところに、この良いタイミングで入ってくださいました。その代わりに、今月中に4名の研修をしなくてはならなかったため、月の半分近くは研修を行っていました。新しいアシスタントは、私の体を扱うのに慣れていかないといけないために、私の体を使って、トイレ介助や入浴介助、ベッドへの移乗介助などをやってもらわないといけません。私の体が、3つあれば良いのになと心から思いました。
研修は確かに大変でしたが、今回もどのアシスタントも素敵な方々でした。介助の仕方もすぐに覚えてくださり、他のアシスタントや私の話をよく聴いて、アシスタントの役割や介助のポイントをつかんでくださったりします。足のマッサージを気持ちよくしてくださった時には、新しい出会いがあって本当に良かったな、紹介してくださった方にも感謝、とありがとう、神様と心の中で唱えるようにしています。
私のアシスタントチームができて、5年が経とうとしています。その前の8、9年くらいは、ヘルパー事業所を何箇所も使ってきました。その時は、事業所から派遣されたヘルパーさんに慣れるので精一杯だったり、闇雲に色々な人を派遣してきたりと、胃に穴があきそうな生活をしてきました。もちろん、たくさんの素晴らしいヘルパーさんともお会いしています。でも、二度とそういう経験はしたくないと思う出来事もありました。
当時は、自分の体のリハビリやマッサージについて考えたり、災害についてどう対応したらいいのかを考えたりする以前に、大変なことが多かったので、色々なことを置き去りにしてきました。
今は、2014年から私のアシスタントチームを作ってからは、みんなで集まってミーティングを開き、ワイワイと色々なことを検討してきました。ミーティングの時には、私がホワイトボードに内容を書いていました。



ホワイトボードでのお絵描きは大好きです。
今は、忙しくなってきて、ミーティングの回数も減り、アシスタント同士はほとんど会っていないのですが、私の思いや理念を通じて、そこに合うようなメンバーが集まってくださいます。あるアシスタントには、「Michikoさんと似たような人が来ますよね。もちろん、性格は全く同じではないけれど、どこか一部は共通している感じですね。」と言われました。
ヘルパーになる人が本当に不足していると言います。ヘルパーさんを利用したくても、そのニーズに応えられる事業所が少なくなってきています。その背景には、賃金が安い、大変な仕事というイメージが強い、体が壊れるのではないかという不安が多い、事業所や利用者と合わなかった経験があるなど色々な要因が考えられます。
国がきちんと働き手の賃金保障をし、事業所でヘルパーさんの心身ともに必要なメンテナンスも行えるようにし、利用者は必要な時間数の介助量を保障されるべきだと思います。
それが揃って初めて、穏やかな気持ちで働いたり、ヘルパーさんの力を借りて生活ができたりするのです。
今は生活するだけで精一杯なところもありますが、春になるにつれて、前向きに、少しずつやっていきたいと思います。
倫子さん、沖縄は今でも北海道の夏のような気温でこれから夏を迎えると思うと気が滅入ります。住んでいた時は歩きにくく自転車に乗れなくなる雪は恨めしかったですが、離れると恋しいものですね。でもそれも、離れてみてわかることだなぁとつくづく思います。
ヘルパーは利用者さんとずっと一対一で向き合う仕事。
それは事実ですが、チームミーティングがあり、ヘルパー同士意見交換をしながら交流する。そんなイメージがある人は少ないのではないかと思います。
ヘルパーの現場の雰囲気や実際の距離感(これは現場によりけりだとは思いますが)が広まればと思うばかりです。
倫子さんの可愛い絵を見て、チャーミングな倫子さんの笑顔を思い出し、嬉しくなりました(^o^)
ブログ更新、楽しみにしています。
ナミさん、沖縄はすでに北海道の夏なんですね!今年の冬は、北海道の雪の量の少なさと、早い雪解けに驚いています。今年の春は思ったよりも早く来そうなので、色々とやりたいことを思い浮かべて、妄想しています!
確かに、ヘルパーさんの仕事の基本は、一対一の関係づくりがキーポイントかもしれませんね。ヘルパーさんはそれぞれ違った特徴があるので、関係のあり方をみんな同じにすることは不自然なことだと思っています。でも、利用者さんの生活にとって、共通して大事なことを、ミーティングなどで共有したり、他のヘルパーさんのやり方を皆さんが学んだりする時間は必要なことです。毎年恒例ですが、私は水分を控えてしまう傾向があるので、「わんこそばのように」コップの水がなくなったら、何も言わなくても足してくださいと伝えています。
私のチームは、ヘルパー同士の距離感も近すぎず、遠すぎずだと思うので、色々な誤解を最小限に抑えることができるので、お互いにいい関係ができています。ナミさんもとてもいいキャラクターなので、とても助かりましたよ!
沖縄に早く遊びに行きたいです!その時は是非会ってくださいね!