
みなさん、おはようございます。この写真は、何年か前に、北東の紋別市の方へ講演に行った際に撮影しました。最近、あるヘルパーさんが、朝焼けを見に、まだ暗いうちから山に登っています。だんだん寒くなってきましたが、寒いからこそ空気がキレイです。朝暗いうちから身支度をして山に登る気持ち良さは格別ですね。
今日は、朝のルーティーンについて考えてみたいと思います。
朝のだるさをリセットする方法を実践する
私は4ヶ月くらい前までは、朝起きると体や頭が重く、頭痛が多い毎日を送っていた。朝から悪い調子の場合は、その後良くなることはほとんどなく、その日1日を重力に逆らって過ごすしかなかった。すると、さらにその無理がたたって、次の日にも疲れが積み重なっていく。悪循環は、違う循環を作ろうとしないと治らない。そのために、仕事をリセット(退職)し、さらに自宅内の片付けを本格的に始めた。
今思うと、
「仕事のリセットは、体の疲れのリセットでもある」
「心の疲れは、片付けをすることでリセットされる」のだと思う。
やっていくにつれて、4ヶ月の間に劇的に変化した。
3日間続く頭痛が、1週間に1、2回起こる → 1日で治る頭痛が2週に1回起こるだけになった。
夜の過ごし方しだいで、朝の調子が決まる
仕事をしていた頃から、なんとか体調を整えようと試みていたことが、夜のルーティーンを変えたことである。結局、仕事を退職しないと劇的に良くならなかったが、今でもその試みは続けている。それはこんな感じ。
・寝る前の無目的なスマートホンの閲覧をやめる
・スマートホンを枕元に置かない
これだけである。あとはお酒を飲まないとか、ご飯は9時以降は食べないとか、夜早く寝るとか、いろいろ考えていたが、やることが多すぎると長くは続かない。長く続かないと、自分はもうできないとあきらめてしまう。
だから、やることは1つのみにし、それだけを徹底してやったら、あとはどうでもいいことにした。
すると、朝の目覚めは格段に良くなった。たまに、今日は良いだろうとネットフリックスを夜に見て寝たら、やはり目覚めが悪く頭痛も起きやすかった。その良いときと悪いときの差も知っておくと、さらに夜は見ない方が良いと確信した。
朝の過ごし方しだいで、今日1日が決まる
朝の目覚めが良いと、起きるまでにそんなに時間がかからない。
前までは、起きるまでに、
①朝だ、だるい
②もうこんな時間だ、起きなきゃ
③だるいから、もう少し寝ていたい
④もう時間だ、起きなきゃ
という過程を経ていかないとならなかったが、
今は、
①朝だ
②楽な姿勢でストレッチ感覚で休もう
③6時半だ、起きよう。
の3点だけだ。
私は、寝返りを自分で自由にできないため、ヘルパーさんに泊まり込みで入ってもらい、決まった時間に体の位置をずらしてもらう。朝は、6時半頃に起きると決めており、その1時間前に、両足を高くしたクッションに乗せて、腰をストレッチしながら、休むことにしている。
平日も、休日も毎日、このルーティンで始めると、時間の使い方に慣れてきて、朝の9時までの間には、全て済ませた後に1時間くらい自由な時間ができる。その時間で、今日1日のスケジュールをなんとなく決めたり、YouTubeを見たり、読書をしたりする。
いきなり理想は無理。少しの心地よさの積み重ねで良い
ミニマリストの人で朝4時に起きたら良いという話をしていたり、昨日立ち読みした本に3時に起きるなんて書いてあったりする。人によって、動きやすい朝の時間は異なると思うので、自分の頭や体がスッキリする時間を知ると良いと思う。
私の場合は、ヘルパーさんの泊まりがある場合は早く起きることができるが、泊まりがいない場合はヘルパーさんが来たときにしか起きられない。また、朝4時に起きようと思うと、ヘルパーさんはもっと早く起きたり、また違うルーティーンで仕事をしないといけないから、大変だと思う。朝日が昇る時間が早い夏の場合であれば、4時起きでも検討できるかもしれないが。
とにかく、人と比べるのではなく、なんとなくやってみた後に、「自分の感覚に問いかけて、これはありかも!なのか、前と変わらない!なのか、もっと悪くなった!なのか、判断していく」ことが大切だと思う。
劇的に良いと感じるのは、「これは、ありかも!」の積み重ねをして、ある日突然に感じることだと私は思う。
朝を自分色に染めることこそ、幸せの醍醐味
日々の生活や仕事の忙しさに流れて、無意識にたまったストレスを無意識にスマートホンを見て解消していた(しようとしたが、できなかった)私。そのために、ドヨーンと暗い朝を過ごして、そのままの雰囲気で一日中過ごしていた。
朝を自分色に染める要素は、なんなんだろうかと立ち止まって考えてみると、暖かいお湯やコーヒーを飲む、朝日をまず見てボーッとする、体操をする、ラジオをつける、パンをほおばる、などなどがあることに気がつく。
その幸せを感じるには、ただ忙しさに流れていては得られない。
でも、それがなかなか難しいのが、人間の課題でもある。それならば、一つだけは、これは外せないルーティーンを守り、そのときの幸せを感じているときは、嫌なことは忘れよう。
社会の忙しさや、(他人による介助が必要で自分だけでは決められない)障害や病気があるからこそ、自分色の大切さをすでに知っているのだ。
あとは、実行のみ。