つぶやき

友人と気ままにぶらり

みなさん、こんにちは。今日は、北海道全域で、なんと氷点下8度〜20度の気温ですよ!風がビュービュー吹いているし寒すぎます。「今年の冬は暖かいのかな〜。」と呑気なことを言っていた時が懐かしいです。

さて、今日は、友人と遊んだエピソードを書きたいと思います。題名に「友人と気ままにぶらり」と書きましたが、私にとって、友人と待ち合わせ場所と時間だけ最初に決めたら、あとは会話の流れやその時の気分でお店に行ったりする「ぶらりな遊び」は貴重なことです。「今日はお肉が食べたいよね〜。」「あ、そういえば、あそこでイベントやっているから、ご飯食べたら、寄って行こうよ。」「疲れたから、どこかでお茶しよう。」なんていう会話は、ごく自然ですよね。

車いすの友人と出かけたり、私自身が車いすでも、車いすに乗っていない友人と出かけたりする時、相手の友人や、私自身も頭の隅っこで考えを巡らせなければならないことがしばしばあります。

それは、行きたいところは車いすでも入ることができるのか?ということです。事前に調べることもありますが、いつも調べなきゃ!と緊張していると、気軽に遊びに行こうとも言いづらくなります。行く前に、トイレの場所はどこで、お肉のお店でバリアフリーなところはどこで、バリアフリーなところのお肉のお店がなかなかないからカレーにしようかな…とか、交通機関は市電に乗るのに予約が必要だから、今行きたいと思っても行けないな…など、考えることがありすぎて、遊ぶ気力の半分も奪われることがあるのです。

この前の休日は、久々に何も考えずに、ぶらぶらして一日過ごして、この途切れのないスーッと流れる時間が大切なんだよな〜という想いにふけっていました。

最初は、前からお肉が食べたくてリクエストして探したお店へ。地下から上がって、ほとんど雪道も歩かずに行けるところだったので、ラッキー。前の日に、友人に「そのお店に一番近い、地上から上がれる建物ないだろうか?」と相談していました。たまたま通る予定だったので、調査してもらえましたが、「本当はさ、他の人と同じ条件で、どこでも地上に上がれたらいいんだよね。」と会った時に話していました。

お肉でお腹を満たした後、「行きたいイベントがあるから一緒に来て。」とそのまま友人に誘われて、大通美術館に隣接している大五ビルジングに行きました。造形作家の経塚真代(Keizuka Masayo)さんの展覧会でした。

にゃー、可愛い!!なんとも言えない表情や動きが良くて、写真okということで撮らせていただきました。友人に教えてもらわなかったら、知らなかったな〜。

 

実は、この大五ビルジングには、かなりの階段があります。

この奥にも大きな階段が…。ただ、階段に上がる前の壁に「車いすの方はこちらにご連絡ください。」と電話番号付きで案内があります。友人に中に入ってもらって、スタッフさんに声をかけてみると、

手作りだけれど、かなり本格的なスロープが出てきます。

 

黒い線の内側に車いすを走らせ、しかも後ろで車いすを押す人も滑らないように、真ん中に足をかけるところがあります。

裏はこんな感じです。

 

精密な設計で作られたんですね。スタッフさんに「どんな方が作られたんですか?」と聞いてみると、なぜか恥ずかしがって教えてもらえませんでした。何れにしても、とても親切な対応でした。

以前にも入ったことがあったので、安心していましたが、スロープの写真を撮らせていただいたのは初めてです。

そのあとは、お茶して話をして、アシスタントとの待ち合わせ時間が来そうだったので、急いで切り上げて別れました。

こういう時間がゆっくり流れる感覚は、当たり前のようで当たり前ではなかったなと思います。当たり前にこういう時間を楽しみましょう。

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