今回は、社会福祉士として
障害がある生徒さんの教育に携わっている
特別支援教育の先生にお話ししてきました。
20分という時間だったのに、
30,40分もお話ししてすみません
講演者としては失格ですね~
病院と併設されている学校でのオープンカレッジに呼んでいただき、
「入院生活をしている子どもたちの支援について」
私自身も入院していた立場から、どんな思いだったのか、
今現在地域で暮らしている私から見て、子どものときどんなことが必要だったか、
といった視点でお話ししました。
昔は、自分で何をやってほしいとか、援助を求めることができなかった私。
それはどうしてかというと、自分でできないことに引け目があり、自信がなかったから。
何回もトイレを頼めば、いやそうな顔をされているのではないか、
お風呂も着替えも食事もきっかり決まった時間で、
受け身でいても生活ができてしまう、というか受け身でいなければならなかった。
そのような環境下で、自分から何かを考え、行動する機会がなかったのです。
きっと、看護師さんや先生方は一生懸命だったでしょう。
試行錯誤もしているでしょう。
本当は、病院の中の生活ではなく、その外に出るのが一番怖いのです。
障害があると、好きなところに行けないんじゃないか、
周りが変な目で私を見るのではないか、
誰も助けてくれないのではないか、
親から離れて暮らせるのだろうか、
大学に通えるのだろうか、
私も、地下鉄に乗ることも怖かった時代がありました。
駅員さん、降りる駅で待っていてくれているだろうか、
身体は緊張でがっちがちです。
でも、外に出ることを繰り返し、
いろいろな人に出逢って、大学にも行ったし、ひとり暮らしもして、
スキーもして、今は働いています。
何かアクシデントがあっても、アクシデントを繰り返して強くなります。
過保護ではいけないのです。
冒険する機会をどんどん増やしましょう。
命さえ大事にしていれば、ケガをしても治ります。
ケガを恐れていては何もできません。
(これはお話しできなかったけれど、)
そんなお話をしました。
先生方も本当に試行錯誤しています。
親御さんと協力し合うことも、親御さんと違う意見を提案することも大事。
そして、私のような立場の人もしっかり意見を持つことが大事。
私も勉強になりました
ありがとうございました
特別支援教育オープンカレッジでお話ししてきました。
