ゆっくりと丁寧な暮らしを心がけても、ときどき気持ちが落ち着かないときがある。自分の選択が正しいのか、じぶんの感情はこれで良いのか?わからなくなる。最近、あちらこちらからの刺激に弱く、ヘルパーさんが代わる代わる変わったり、色々質問されたりするのが辛い。いつもは平気なのにな。きっと、オンライン授業を担当したとき、学生の学習の興味を惹く授業ができなかったからだ。完璧主義の私がフル回転してしまっている。夜もほとんど寝付きが悪く、好きあらば自分と周りの間の刺激をシャットアウトしている。
いつもの喫茶に来て、ココアを頼もうと思っていたのに、メニューを見た瞬間にゆず茶という言葉が出てしまった。「こうやってコロコロいつも変わってしまうんだ」と、ここでも自分を責めていたところに、ゆず茶が心なし早く来て、それをすぐに口にする。良かった。私の選択は間違っていなかった。すぐにゆず茶が来てくれて、自分を責めている時間は短く済んだ。ゆずの香りと自然な甘味が心までほぐしてくれた。
いつもの日常から離れて、喫茶店で心のリセットをする。頭の中がいっぱいになったときに、とてもいい方法だ。どうして頭の中がいっぱいになってしまうのだろう。いつもはいっぱいにならないように、文字をたくさん書いて、気持ちを外に出すようにしているが、ときどき間に合わないことがある。砂糖がたくさん入っている袋の口を小さく開けても、砂糖が出てきづらいのと同じだ。出口を大きくすることで、自由に砂糖が出てくるだろう。
だから、自分が選んだことに後悔しないで、どんなことがあっても、マ〜いいか!と思えるように、大きな口を開けておきたいと思う。
