あいうえおエッセイ

目は口ほどに物を言う、お肌もね

「目は口ほどに物を言う」という言葉がある。何も言葉を話さなくても、目を見れば何かを訴えていることがわかることを言う。今の私の目は、眠すぎて眠すぎて仕方がないという気持ちを訴えている。今にもまぶたが落ちそうで、机の上で寝てしまいそうだ。

10代の頃、私はあまり話さない子だったが、その頃から私の目はギラギラしていたという。周りの大人が怖いと感じるほどだったらしい。20代の頃、私は自分のことをおとなしい人だと思っていたら、メラメラとした炎が目から見えるくらい、何かをしたい目をしていたらしい。20代前半は疲れた目をしていたが、目にはずっと輝きがあったらしい。今はどんな目をしているのだろうか、聞きたいような聞きたくないような。

大物俳優さんは、目の色も変えるくらい演技が上手だ。本当にすごいと思う。自分の目の表情すら自分でわからない私には、到底(とうてい)できないことだ。でもきっと、目から表情がわかるということは、自分という器(うつわ)に気持ちがたくさん溜まっていって、あふれ出しそうになっているということだと思うから、自分の気持ちに向き合ったらわかるんだろうな。逆に、良いエネルギーをため込みたいと思って、意識してどこからか取り入れたら、目のハリも変わってくるのかもしれない。

お肌のハリと同じように、目のハリにも気を配ってみようかしらと思うのだった。

 

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