お知らせ

書き続ける〜がんばらずに良い循環が生まれる方法

ブログを書いて10年

ご挨拶が遅れました。新年あけましておめでとうございます。

いつも読んでくださっている方も、最近来てくださった方も、
私のブログにお付き合いくださりありがとうございます。

ブログを始めてから、なんと10年が経ちました。
やっと400記事くらい書いている程度で、毎日書いていたら1年分以上くらい。
多いのか、少ないのかよくわかりません。

このブログのサイトを作ってくださった方に、
「こんなに継続しているブログはあまりないよ。継続力があるね。」と
褒められました。

これも、いつも立ち寄ってくださる方が新しい記事を読んでくださったり、
ときどき新しくきた方がいろいろな記事を一気読みしてくださったり
しているからです。

本当にありがたいことです。

書かないと「なかったことになる」

実は、ときどき長い期間書かなかったときがありました。
本当は、その書けなかった期間の方が「書いた方がいい経験」が多かったと思います。

なぜなら、書けなかった理由は、
とても大変な経験をしていたからであって、
その大変な経験やその時に考えたことこそ、
将来、同じように困ったときに役に立つからです。

最近、私の心に残っている言葉があります。

「書くことは非常に重要だ。なぜなら、書かないと『なかったことになる』からだ。」

そうなんです。書かないと、自分の存在も、自分がやってきたことも、
考えてきたことも「なかったことになる」んです。

だから、書かなかった期間のことを少しだけ悔やんでいます。

 

苦しいときもそうだし、むしろ何も考えてないときだからこそ書く

苦しいときや悩んでいるときだからこそ、書く。

そうすると、過去の自分がどんなことに苦しんでいて、
どうやって乗り越えようとしたのかが後になってもわかります。

苦しいときや悩んでいるときに書くメリットは、

  1. もやもや考えずに手を動かした方が気が紛(まぎ)れる
  2. 書いてしまったら、結果的に忘れる(なぜかわからないけど)
  3. 過去の自分が書いたものに、今の自分が励まされることがある
  4. 過去の自分から変化したことを実感できる
  5. 「なんだ、この性格はぜんぜん変わってないな。」とあきらめて執着しなくなる
  6. 人生に迷えば迷うほど、だれかの役に立つネタになる

 

何も考えていないときも、書く。むしろそんなときだからこそ書く。

何も考えていなくても書くメリットは、

  1. 何も考えていないかもと思い始める(考え始める)
  2. 「今日も何もなかった」と4日くらい書いていたら、飽きるので他のことを書こうとする
  3. 周りの人、周りのことを書くと、また同じことしか書かない自分に笑える
  4. この状況でも書き続けたら、今度はおもしろく書くことを考え始める
  5. ときどき「特にない」と書くかもしれないが、それでもいいかと楽観する
  6. 暇つぶしに書いてみる
  7. 暇つぶしに読み返してみたら、ときどきおもしろいことが書いてある
  8. 3ヶ月、半年、9ヶ月、1年も書き続けると、なんだかクセになる
  9. 何も考えなくていいときに、どんなことを考えていたのかを知ることで、
  10. 大変な状況のときでも、どんな自分に戻っていくべきかを忘れないでいられる

 

書くことで、自分の気持ちから解放される

だいぶ前に、「うんちのように言葉を出していった方がいい」という話を書きました。

(うんちの記事がたくさんあった笑:うんち記事1うんち記事2うんち記事3これらの記事はかなり好評で、唯一、直接、私に「よかったよ。」と教えてくださる人気記事です。)

今は、SNSなどで情報があふれ出しているし、人間関係で疲れたり、考えすぎたりしてしまう世の中だと思います。混沌とした状況では、自分の頭の中に入ってきたことはどんどん出さないと、自分がパンクしてしまいます。

だからこそ、SNSでのつぶやきや発信が流行っているのかもしれません。うんちは、自分の体の中の不要なものを出して、体を健康な状態に保つために欠かせないもの。言葉もそうだと私は思っています。

10代のころは、世の中のことが嫌いで嫌いでたまらなかったけれど、それをうまく表現できる言葉が見つかりませんでした。だから、音楽や本に、自分の気持ちを表現している言葉がないか、夢中になって探していました。それがうまくできないと、周りの人にきつく当たってしまったり、表情が怖くなったり、自分や相手を肉体的にも精神的にも傷つけたりしていました。

それは、うまく自分の気持ちを解放できていなかったからだと思います。

書くことで、いったん、紙の上かスマートフォンなどのメモに置くことができます。
いったん、自分と切り離すことをして、その気持ちに対して「次の自分はどうするか」を冷静に考え始められる。それは確かなことだと思います。

それを言う私はというと、書いたら書きっぱなしで、振り返ることはほとんどなかったですね。むしろ、後で見ると、「こんなこと考えていたっけ?」と覚えていないことばかり。後で、そういえばそうだったな〜で終わる。そこまでいくと、なんだかこれからの自分に対しても気が楽になります。書くだけで、自分と切り離して考えられるようになった証拠かもしれませんね。

 

しかし、SNSで無意識なストレス発散は、悪いことしか生まれない

とにかく書いたらスッキリする。それができる方法の一つがSNSなのだと思います。

しかし、先ほど言ったように「書いたら忘れてしまったり、自分と切り離したりできるメリット」はありますが、それをすることで、だれかを傷つけたり、だれかの評判を落とすなどの犠牲者が出ていないかに注意することが必要だと思います。

私は、だいぶ前に「ヘルパーさんに〇〇されて困った」とFacebookに書いたことがありました。そのあと、自分のことだと察したヘルパーさんが傷ついてしまったのです。私は、ストレスが溜まった状態で我慢ができずにいて、ちょっとした気持ちでポチポチっと携帯電話で書いてしまったんですね。FacebookなどのSNSは、本当に簡単に発信ができます。無意識のままでSNSを利用していたら、だれかを傷つけて負の連鎖が起きてしまうのだと学びました。

 

ストレスがたまって書いても、誰も傷つけない方法は

もし、どうしてもSNSで今の気持ちを書きたいなら、

  1. 今の気持ちを正直に書いて、
  2. 本当はこんなふうにしたかったという希望を書き、
  3. そのために「私は、〜をしてみよう」と次の行動を書くか、
  4. どうしても相手のことを書いてしまうときは、相手が置かれている状況も書いて
  5. 相手の希望も一緒に書く

ということをお勧めします。

例えば、

  1. 私は、ヘルパーさんに机の上のものを勝手に整理されてイライラした。
  2. 本当は、自分の机の上も自分の大事なスペースなので、他人の手が入るのは嫌だった。
  3. そんなことが起きないために、自分は今たくさんのことを考えているから、机の上の整理はそれが一段落ついたら片付けたいと思っていることを伝えて、机の上も自分のパーソナルスペースであることを理解してもらおう。
  4. もしかしたら、ヘルパーさんは自分の仕事に一生懸命になり、何も言われなくても、整理した方が良いと考えたのかもしれない。
  5. どこまでヘルパーとしてやっていいのか、わからないので、 教えてほしいと思っているかもしれない。

といった感じです。

このように書くと、ヘルパーを利用する側の人も、ヘルパーとして働く側も、 抵抗なく共感しやすいと思います。もちろん、このように書くには、ある程度、文章について考えていく時間と気持ちの余裕が必要です。余裕があれば書けるかもしれないし、このように書こうとすることで余裕が生まれるかもしれません。

 

自分の口や頭から出た言葉は、良くも悪くも自分に返ってくる

私の文章は、ふんわりと優しく書いているようで、実は厳しいことを書いていることが多いと、自分自身も感じています。きっと、これが「今の私」を表しているのだと思います。

最近は、頑張っていることを半分に減らしたり、自分のやったことが50%成功したらOKと考えたりするように意識しています。私の中では「50%の法則」と言っています。

それが大きな変化を生みました。

小さな成功や変化でも満足したり、他人に対しても「50%良ければいい」と考えるようになったりし、少しの失敗があったり、他人のことに一瞬イライラしたとしても良いところに目を向けられるようになったのです。

厳しく書いていた時期は、社会のことが嫌になっていたし、人に対しても厳しく評価したり、その厳しい評価によって自分に対しても厳しくなっていました。

 

がんばらなくても、いつのまにか変わっていく方法

そんな厳しい自分を変えようと思えば思うほど、すぐに自分を変えられないことにイラ立ち、その時間がやけに長く感じてしまいます。

自分自身を変えようとするよりも、
いつも使っている言葉を「使わない」ことから始め、
言葉の選択を変えてみることを強く勧めます。

特に、「攻撃をするような言葉」を使わないようにしてください。

そうすると、いつのまにか、自分の思考の悪い癖がなくなっていきます。

そうすると、

  1. 悪いことが起こらなくなります。
  2. 次に、周りで起こっていることに対して、どう思うかを「一瞬、間を置いて考える」ことができます。
  3. それができて初めて、「言葉を意識して選ぶこと」ができ、
  4. どんな言葉で表現したら、良い循環が生まれるのか考えられるようになっていき、
  5. ときどき前の自分のようにイライラしてしまっても修正できるようになるはず

 

です。

SNSでも、対人関係でも、使える方法だと思います。

 

とにかく書き続ける

自分の状況は良くないな…と思ったら、すぐに書くこと。

そして、書き続けること。

私は、最初は一言から始めました。「もう嫌だ。」とか。

今日はそれで終わって、次の日はもう少し長く書いてみる…それを繰り返していきます。

もし、SNSで書くときは、「こんな理由で書き続けています」という思考実験の背景は伝えておいてください。そうすると、読んでいる相手も、どう読めば良いかわかります。

私は、公表していない文章がかなり多く、自分だけの日記もつけています。
その自分だけの日記は自由に書くことができるので、何も考えず書けるし、
後で自分のことを客観視できます。(客観視したいときがあれば)

何より、書いただけで、ホッとしたり、
自分の悪い思考から解放されたりしたらOKです。

ぜひ試してみてください。

 

 

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