うまくいかない。
「ここ最近、全然うまくいっていない」と思えば思うほど、
これまで嫌だったことが芋づる方式でつながっていく。
それって私だけなのだろうか。
今、これを書いている私は、なんだかうまくいっているような気持ちになっている。
朝から頭がスッキリしていて、文章をパソコンで打つのもスラスラと手を動かせるほどだ。
かといって、うまくいっているかどうかと聞かれたら、
「いやいや、とんでもない」と自分が自分に答えている。どっちなんだ。
人間は素直に認めないことがあるから、ちょっと困る。
私は、最近、会議の場で
「わたし、いつも50%の力しか出さないようにしているんです。」と話した。
ちょうど、燃え尽き症候群の話題を話していたときに、ふと口に出た言葉だ。
自分で言うのもなんだが、
実際はそんなことはなく、根っからの完璧主義でもある。
一つひとつの経験はもう2度と来ないかもしれないと思って、全力でやろうとする。
でも、あるとき気がついた。
10年以上経ってから気がついた。
それは、完璧にやろうとすればするほど、
理想が高くなって、いつまでもその頂点にたどり着けないことだ。
目標や理想が固定しているならまだいい。
でも、欲がどんどん高くなって、実際の行動よりも早く理想を追い求めてしまう。
だから、結局、いつまでもゴールができない。
そして自信をなくす。
そして、うまくいかないと肩を落とす。
そんなことに気づいてからというもの、少しのことで喜ぶことが多くなった。
朝スッキリ起きられたら、もう今日の目標はクリアしたと思っている。
しまいには、スッキリ目覚めなくても、仕事に必要なファイルを開いただけで
「自分、よくやった」と満足する。
これで、芋づるのように、過去の嫌だったことが「うまくいってた」と思えたらすごい。
ま、そこまでうまくはできないけれど、
少なくとも、未来のこれからすることは、うまくいきそうな気がする。
今日は、うまい具合に書けた。
