「今日は、何食べよう…」100人いたら90人くらいは、毎日悩んでいるんじゃないかって思うんです。食べることは好きだけれど、「お腹減らなきゃいいのに」と何回思ったことか。そこに悩んでしまうのは「何を作ったらいいんだ?」と、用意をすることに頭を使うのが嫌だから。それしかない。
そんな憂鬱な時間を少しでもハッピーにしてくれるのが、滝沢カレンさんの「カレンの台所」です。私は、この本を読んで、度肝抜かれました。私は、実は料理本があまり好きではありません。「大さじ1杯」「1カップ」とか、何に対して、どのくらいの量って決まっていると、材料が増えたら、たちまちわからなくなってしまいます。その通りにやらなきゃと思うと、料理がしんどく感じてしまいます。だから、調味料を入れるときは、目分量で決めてしまいます。
私ごとですが、ヘルパーさんに手になってもらって、私の味付けで料理をします。他人にやってもらうときは、「キューピー3分クッキング」のように、「塩大さじ1杯」「お鍋に半分の量のお水を入れます」とか言わないと、わからないのです。それはそうですよね、私の頭の中で思っていることなので。でも、、測ってぴったりに入れないといけないという観念にとらわれたくなくて、「ストップって言うまで入れて」とか言ってしまうんです。
もし、私が滝沢カレンさんになったとしたら、こんな感じになります。
鶏の唐揚げを作ろうとしています。
私:鶏肉を、一口で頬張ったら、口の中にいっぱいに広がるくらいの大きさに切ってください。幸せになりそうなくらいの大きさ。
ヘルパー:え?
私:(ポリ袋に切った鶏肉が入っている状態で)鶏肉の全員が、ヒリヒリしそうなくらい醤油を入れてください。
ヘルパー:え??
滝沢カレンさんの本の最初は、鶏の唐揚げでした。カレンさんの表現の方が、もっと幸せになりそうな表現をしています。友人のおすすめ本と聞いていたので、さっそく買ってみたら、わからなそうでわかる、わかりそうでわからないレシピ本で、おもしろすぎました。
これなら、料理はやらなきゃいけないことではなくなりそうです。きっと。
なんか、大人の遊びのような感覚。食材も遊びの登場人物のようです。
明日も楽しくなりそうです。