プラスな日常

ダブルソースでおいしさ2倍

北海道から引っ越す前は、関西は、たこ焼きやお好み焼きなどをたくさん食べている人が多いのだろうと思っていた。関西に来てみても、たこ焼きやお好み焼きのお店がたくさんあり、デパートのフードコートにもあるどころか、焼きそばやもんじゃ焼きなどもメニューにある。

北海道にいたころは、ソースをいつも冷蔵庫に入れることはしていなかったし、買っても使わずに悪くなってしまっていた。そんな私なので、ソースを買っておくなんてするとは思っていなかった。反対に、スープカレーを作ることが多かったので、カレー粉やじゃがいも、玉ねぎなどを切らさないようにしていた。

ところが、関西にはスープカレーの素も、男爵のじゃがいももないので、食べる物が自然と変わっていった。中でも、よく食べるようになったのは「焼きそば」である。

ソースが恋しくなる。そう言っていた人がいて、そうなんだ〜と軽く聞いていたら、私も食べていくうちに、恋しくなることが増えてきた。焼きそばは、何を買うか?なんて考えたことがなくて、マルちゃんのソースの粉付き3玉焼きそばをあたりまえのように手にとっていた。

この前、ヘルパー事業所の方に、歓迎パーティをしてもらって、焼きそばやお好み焼きをみんなで食べた。コロナ対策のために、窓を開けて換気をしながら、あたたかいお好み焼きを頬(ほお)ばった。

お好み焼きはでき上がるまでに時間がかかるので、焼きそばを先に作っておいて、それをつまみながら、お好み焼きが焼けるのを待つのがイイらしい。そばを入れるのも、豪快(ごうかい)。写真を撮ろうとしたら、「これでイイんですか?」とおどろかれた。私にとっては、新鮮なお食事イベントだ。

しかも、ソースは、そばについていた粉ソースに加えて、他の種類のソースや、塩や胡椒(こしょう)で味をつけていて、匂い(におい)と色がおいしさを引き立てていた。写真を撮るのを忘れてしまったが、めちゃめちゃおいしくて、私も自分の焼きそばを作る時は、「追い(おい)ソース」が定番(ていばん)になった。

一番のおすすめ「焼きそば」はトップバリューの3玉入って98円の商品!安くて、粉ソースも入っていて、もちもちした麺(めん)。

これにソースをさらにかけたら、おいしさ2倍。

家庭によって、お好み焼きに入れる具材も違うし、焼き方も少し違うらしい。そして、お店で食べるより、家で作る方が多いそうだ。

だからこそ、ソースを混ぜて工夫する文化が生まれたのかもしれない。でも、お好み焼きは、1ヶ月に数回しか食べないようで、パーティもまれなんだとか。思ったより、食べる回数は少なかった。

ソース文化は意外と奥が深かった。

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