注意!ピンポンパンポーン♪(今日の記事は食事中には見ないでください)
車いすユーザーにとって、ウンチの苦労の経験は、誰にでも一つや二つあると思う。子どもの頃から今までの間に、なんど、ウンチに悩まされてきたか。そんな悩みを淡々とオープンにしてくださった、女性の車いすユーザーの対談のYoutubeと出会った。(みおしんさん、中嶋涼子さんです。リンクの許可もいただきました。ありがとうございます。)
私は、小さい頃からお腹がゆるく、小学校ではなんどもウンチを漏らした。朝ごはんを食べたあとの午前中の授業中にプリッと、給食の牛乳を飲んだあとにもプリッとしてしまう。私は腹筋の力がないのと、側わんという背骨の骨が胸から下で大きく曲がっているために、消化器の働きも悪いと思う。プリッとするなら、形があるので、パンツの中でお尻にあまりくっつかないが、柔らかいウンチになるとパンツの中が泥まみれの洪水状態である。
そんな洪水状態になった状態で、私は何も言えなかった。小学校のエレベーターなし教室移動では、先生が私を抱っこしてくれていたが、それでもずっと黙っていた。もちろん、どこかのタイミングで、母が取り替えてくれるのだが、授業中は母親もいなかったときがあり、「ウンチさせてくれ」ということさえも言えなかった。
今は、「ウンチ、ウンチ」と連呼して、ヘルパーさんになんどもトイレ介助を頼める。しかし、ヘルパーさんは24時間いるわけではないため、いないときに漏らしそうになったことはなんどもある。大人になったら、ウンチの流れを止める技も身につけるようになるが、あまり人にオススメしない。オススメしないが、あえて言うなら、薬の服用と、肛門を座面に押し付けることである。後者の「肛門封じ込めの技」は、かなりオススメしない。一度、どうしてもやらないといけなくて、やってみたら、心臓の近くまでガスとウンチが移動してしまって、ヘルパーさんが来て、トイレで出してからも、半日はぐったりして寝てしまった。あ〜、何やっているんだろう、と思う。
そんなウンチ事情(中嶋涼子さんはウンコ事情)を語ってくれた姿に、すごく爽快感を覚えた。彼女は下半身に感覚がないため、尿取りパットですることや、1日いっぱいかかるウンコの日の裏話を教えてくださった。私のように感覚がある人と、中嶋涼子さんのように感覚がない人がいる。
障がいがあるための苦労はあるが、障がい者だけでなくすべての人を含めても、きっとウンチとの付き合い方も十人十色だろう。ウンコデーの言葉は、もっと広まっていくべきだと思う。私も、ヘルパーさんがいる間にウンチを出し切ろうと30分以上はトイレにこもる。ウンチタイムは欠かせない。
下に、私がリスペクトしたいウンコデーの動画と、トイレと自己決定の話題をコラボさせた私のつぶやきNoteを載せますので、ぜひご覧ください。そして、みんなが「ウンコデー、お疲れ!」「ウンチタイムしま〜す♪」と言える雰囲気にしますよ。これは、最強で最短の改革だと思う!だって、ウンチしたくなったときに言うだけだし、言われたら「お疲れ〜」って返すだけだからね。
ちなみに、下のウンココロの本は、家族やヘルパーさん、職場に一冊あるといいと思う。ウンコデーをますます広めたくなるはずだ。