シンプル

ミニマリストの考えを参考にして動いたこと

ものを最小限にして暮らすミニマリストの考えを知って、6ヶ月経ちました。それ以前は、何か新しい仕事に取り掛からないといけないときに机の上を片づける程度で、また気持ちに余裕がなくなれば、ものがどんどん溜まっていきました。

2018年10月のころ、アメリカから帰ってきて、そこで行なった研修の報告書づくりに追われていました。さらに、通常の仕事(相談員)、ヘルパーの不足分の補充などに追われ、ヘルパーが足りなくて、日中に一人にならざるをえない日も多くなり、テーブルの上には、食べ物の抜け殻のゴミと仕事道具と、化粧道具でごった返しでした。自分一人でもなんとか時間を過ごすことができるように、全てを私の手の届くテーブルの上に置いておいたのです。

2018年10月のテーブルの上

自分の責任だと自分を縛り、これ以上の負荷を避けるので必死

「抱えていた全てのことは自分で選んできたことだから」と抱えてしまっていたのと、日々交代で来てくださるヘルパーさんとの関係づくりに時間と気持ちを向ける余裕がなくなっていたのとが重なっていました。もうこれ以上、生活の質を下げたくないと、不満を人に当たらないようにしていたかもしれません。怒ってしまうと体もますます緊張し、横隔膜を動かして呼吸をする筋肉でさえもうまく動かせなくなってしまうので、ひたすら耐えるようにしていました。(この状態から1年間でどのように回復してきたかについては、次回のブログに掲載予定です。)

1年前の私に見せたい「今の私」

今の私の部屋は、1年かけてシンプルに仕上がりました。前の写真と大体同じ角度から撮った写真です。机の場所をずらしただけに見えます。ただ、ここまでにするには、この写真には見えていないものを処分して、ものを持ちすぎる暮らしを手放したからこそ到達しました。食事と仕事は同じテーブルの上で行なっていますが、今の状態以上にものが多くあることは、今ではほとんどありません。

2019年12月の写真

 

写真のテーブルの位置は、以前に友人が泊まる用の折りたたみベッドがありましたが、来た時だけ出すことに決めると、今ではかなりのスペースができました。折りたたみベッドをしまう場所を作るために、3、4つの棚を処分。棚をなくすためには、棚に入っていた本や書類、洋服などを処分。まるでパズル式にものが動いていきました。
今では、集中してパソコン作業ができるようになったからこそ、ブログを毎日書くことができています。

手放したものリストに沿って、目につくところから淡々とやるのみ

はじめに片づけ計画を立て、片づけるもののリストを作りました。何月に行うというざっくりとした予定を立てて、済んだことには絵文字でokサインをつけてモチベーションアップへ。これはYoutubeのかぜのたみさんの動画を見た後に実践したことです。行動を止めない秘訣は、何も考えずにリスト通り、もしくはやりたいところからやるということ。目についたこと、手に取ってしまったものから、淡々と「いる・いらない」を判断するのみです。

9月
👍全ての洋服を出して約2/3減らす👚
→最初40L袋を2つ(燃やせるゴミ)、段ボール箱2つ分くらい(寄付)
👍茶色のベッド上
→外出から帰宅後に放置していたカバン、アメリカ帰りの資料の山を処分と、残りは空けた本棚へ
👍防災グッズ
→使えないもの・期限切れ
👍クローゼット
→ストール、切れなくなったスーツ、カーディガンは寄付や他の引き出しへ
👍引き出しの中身
→小物家電、銀行の明細、文房具など
👍一番身近で隠していた本棚
→溜まっていた処方の薬、もはや覚えていない
👍アクセサリー💍
👍化粧品💄
👍ゴミ箱の下の段ボール📦
👍押入れの書類📑
👍100近くあるのかもしれないファイル📁

よくやった👍👍✨✨🍀
あとはこれらを寄付!👍

10月
👌机の上
👍資源回収へ書類を出す
👍個人情報書類シュレッダー半分くらい
👌キッチンのテーブルの上
👍キッチンの棚の上
👍食器
👍食事用トレイ
👍コースター
👍年賀状仕分け
実家にある書籍を送る📚→唯一できていない
👍実家にある小さなぬいぐるみの整理

12月中まで
👍使わないラックを作る 大きいもの→11月時点でクリア
👍ヘルパールームへそのラックを移動
👍メタルラックを寄付
👍クローゼットにかけるものをスーツと冬上着だけにする
プリンター、電話を手放す→プリンターは壊れている、電話機は使えるから寄付したい
👍着物→着物が好きな方に一式寄付できた!安く手に入れて一度だけ来た着物。

最初は洋服に取りかかり、判断力をつけてから他のものへ

他の片づけブログなどを読んでいても、最初は洋服からやったほうがいいと言う方が多いです。私は、約14年前の大学生時代から持っていた服をしまっておいていたので、相当な量でした。多くて大変でしたが、時間がかかってもまずはやってみるといいと思います。その理由は以下の感じです。

  • ある程度洋服を厳選したら、「いる・いらない」の基準点や判断力がついてくる
  • 時間をかけずにものを減らしていけるようになってきた
  • 片づけの時間を短縮できた達成感をつける
  • 達成感により、一度片づけた洋服や他のものも「もっと厳選できる」とわかってくる

片づけ後の空いた場所は、空のままにしておく

片づけの後半になってくるとスペースができるようになって嬉しさは倍増です。しかし、その空いたところに、他のものを入れるのは厳禁です。入れるのであれば「これから処分するもの」にして、「いったん置いておく」ようにすると、ものが増えなくなりました。

空いている棚のスペースがあると気持ちもスッキリ。この写真のスペースには、もはや一切何もなく、一時的に折りたたみベッドを畳んで置いています。カラーボックスを手放すのは少し勇気がいりましたが、今ではあったことすら忘れるくらい必要になっていません。このカラーボックスは前のリサイクルショップで購入したものです。今では他の人に渡っています。

とにかく片づけ→こういう生活にしたいという具体的な目標へ

仕事をしていたときから、この状況ではいかんと、まずできることをしようと考えたら、私の場合は片づけでした。片づけがはかどってくると、「次はこれとこれを処分して、そしてこれを動かして…」と興奮しすぎて、夜も眠れないほどになっていました。それでもいいので(体を壊さない程度に)続けていくと、身軽な生活をして、軽い足取りで旅行に行きたい、誰かの手伝いをしたい、家賃の低い場所を探して経費を落として、友人に会うお金をつくりたいなどといった具体的な展望が見えてきました。

私の場合は、ゴミにしたものもありますが、いろいろなところや人に寄付したので、手間がかかりすぎて、これから買うものは慎重にしようと体感しました。もちろん、ものを持ちすぎた自分に負い目を感じる必要はなく、そのときの私が必要としていたものだったのだと受け止めることが大切だと思います。まだ大学生のころは親の援助があったり、働いていたころは収入がありました。これからは、年齢を重ねるたびに、前よりも機能していかなくなっていく体がちょうどよく頑張れる仕事が必要になってきます。そのことも考えた将来像を、今となってようやく考え始められるようになりました。

ものの片づけと同時に、変化していく人間関係

片づけと同時に、まずは仕事を退職し、ヘルパーに気を使うことはやめ、自分を第一に考えるようになってきました。つまり、仕事、生活、自分自身との関係を改めてみました。そうしていくことで、得たことと失ったことの両方が出てきました。失ったことは「いったん遠ざかったこと」と言ったほうが良さそうです。

  • 得たこと:料理の時間、本を読む時間、安心して寝る時間、硬くなり過ぎない体、頭痛のない日々、実家への帰省
  • 失ったこと:友人関係、物欲、特別な用事、ヘルパー、仕事、外出、テレビの視聴

これからは自分の求めているものや人を見つけていく

ここまでに1年くらいかかりました。これは決して一人でやっていたのではなく、ヘルパーさんに手となって淡々とやってもらったり、ミニマリストの方の考えを聞きながら、試行錯誤をしてきました。一番大切なことは、片づけをしたあとの自分の求めている人生像です。上記の得たことは、私にとっては、自分の人生像を考える方向へ導くこと、失ったことは考える隙間を狭くさせる要因だったのかもしれません。そこと、これからどう付き合っていくかが重要なのだと思います。

今日は長い文章でした。
では、明日も気ままな日をお迎えください〜

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