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(旅をする人+旅をサポートする人)×楽しむ=一生ものの旅


旅に関する本、最近読みました。
高齢でも、障害があっても、海外から来て言葉は違っても、旅行はできる。
できるようになるためには、旅をする人 と 旅をサポートする人 が楽しむこと。
両方ともあきらめない、何か方法がないか考えよう。
そうすると道が開ける。
そのようなことを具体的に書いていた本でした。
左側の、「旅の夢 かなえます」は読みやすくて、
しかも色々な立場の人のストーリーから、旅行の色々な考え方を学ばせてくれました。
それぞれのストーリーから心に残った言葉を紹介します。
☆まったく目が見えない、全盲の男性が海外で一人旅をした話。


●「一緒に旅をした人が言葉が話せる人で、常にその人を介していたため、
まるで自分が引きずられて旅をしているようだった」
●「順調に行きすぎると物足りなさを感じる」
☆旅行コンサルタンツが
「いたい場所にいたいだけいられる」旅行を提供

●「そういえば旅行中、一回も時計を見なかった」と思えるような旅の提供
●旅行をあきらめていた状態と、旅行には行かないかもしれないけれど
「行こうと思えばいつでも行けるんだ」と思える状態では、
その後の人生が全く違う
その他、
★頸髄損傷で首から下が動かない男性が、口や顎で電動車いすを運転したり、
携帯電話を使ったりできるように車いすを改良することで、
自分で市電に乗ったり、旅行に行ったりし、
ヘルパーさんを使いながらの自立生活を始めるようになった話。
★ホテル経営をしていた男性が、障害がある当事者から直接話を聞きに行き、
費用をかけないながらにも、きちんと要望に沿った環境に変えていった話。
たとえば、
温泉の階段を手作りでなめらかにしたり、
すのこにタイヤを付けて、歩けなくても座った状態で動けるキャリーをつくったり、
盲導犬用のトイレスペースを確保したり、
耳が聞こえないお客さんには、電話やチャイムが鳴ったらランプをつけるようにしたり、
したそうです。
★最後に、東京の谷中で、海外の旅行客がたくさん泊まりに来る旅館の話。
英語もかたことレベルであっても、お客様が何を望んでいるのか、
しっかり見て、そして一生懸命関わることで、
お客さんに伝わっていく様子がわかりました。
旅行は、両方が楽しむことで、一生モノの旅になる。
そんなことを考えました。

 

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