関西に来てから、京都には何回も行っている。
今回は金閣寺に行った。
絶対に紅葉とともに見たいと思って、
1ヶ月も前から計画していた。
近いとはいえ、ヘルパーさんに長時間いてもらわないと
京都でゆっくり楽しめない。
いつもの近所の外出は事前に連絡せずとも、外出。
こうした近所でさえも、事前に知らせてほしいと言って来るヘルパー事業所は、結構あるのが残念で仕方がない。誰だって、突然ふらっと買い物行こうか〜、外の空気を吸いに行こうか〜、友人に誘われたから飲みに行ってくる!っていうことはあるのに、その自由さを持っていることに気づかずに、障がいのある人には平気で「事前の連絡がないと応じない」と強制してしまう人もいる。予定の時間内であれば、いいじゃないか。
今回は長時間の外出だから事前に伝えておくけれど、天気や体調など、自分ではコントロールできないことも多い。せっかく金閣寺に行くのだから、晴れていてほしいと願うしかないのだ。
そして、天気の神様には恵まれた!

関西の紅葉。
北海道の紅葉の方が、寒暖差が大きいからキレイでしょ!と思い込んでいたが、そんなこと言ったら失礼だった。紅葉がとても小さくて、たくさん集まっている様子は、まるで木々を暖かくするふわふわの毛布のようだ。紅葉の形が細かくて、まるで芸術的な切り絵のようだった。
金閣寺はいろいろな角度から見ていくと、
そこからしか見えない美しい景色がある。




高校生の修学旅行で行ったが、その時とは全然違う。
季節とともに魅せる美しさに、やっと気がついたのかもしれない。
金閣寺だけでなく、まだまだ見れる景色はある。
でも、残念なことに、車いすでは途中までしか行けない。

この先、階段かぁ。
車いすであっても、別ルートでもいいから行ける方法を作ってほしい。
同じ人間なんだから、二本足でしか行けないのは悔しい。

京都のバスで、車いすの友人と一緒に行けたのは、嬉しかった。
地下鉄北大路駅からのバスで行くと乗りやすいと、その友人が教えてくださった。
京都のバスは路線がたくさんあるし、観光客が多い。
スペースがなくて乗れないこともあるかもしれないけれど、
こちらがバス停で待っていても、バスの運転手さんが全く降りてこないで、何も状況を聞けないままバスが行ってしまうこともある。「次のバスが何時に来るよ」とか、「1台しか乗れないですけどいいですか」とか言ってほしい。
今回は、金閣寺道というバス停から、烏丸今出川(からすまいまでがわ)というバス停まで行った時、そこにはシルバー人材センターから派遣されているガイドさんがいた。〜行きのバスに乗る人はここで待つとか教えてくれたり、車いすで乗れるようにバスの運転手に合図したりと、とても安心して利用できた。もちろん、外国人利用者が多いから、英語も話している。おじさまガイドさんがプロのように、人の列をさばいていた。
とてもいい、プチ旅行だった。