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私に必要なレシピ

札幌はぐっと気温が低くなり、夜には部屋のストーブをつけようかどうか迷う季節になりました。路地にいつものように立っている木々の葉が、少しずつ黄色や赤に変わっていく。もう秋だと思うのと同時に、もう少しで雪が降るのか!と、毎年のように先走って季節の変化を想像していました。

この季節は、何かと体調の変化を感じてしまいます。寒さのせいか、体が冷えて頭が痛くなったり、肩や腰に痛みを感じたり、気分が少し落ちたりすることが目立ってきました。そんな時は、わざと仕事に没頭して忙しくしたり、プライベートでも用事をたくさん作って気持ちを奮い立たせたりしたくなるのは、私だけでしょうか

私は、この時期は体の変化のサインを感じながら、自分にとって良いことをしていきたい!

20代の時は、気持ちだけで乗り切っていた傾向がありましたが、30代になると「自分にかかる負荷」と「自分を回復させるパワーの源」の量のせめぎ合いのために、自分で色々なものを意識的に取り入れる必要がある気がしています。

仕事や社会活動で、体を動かし、何かを発信するために頭や顔を使って、人間関係を良好するために心を駆使している感覚。

賃金を得るための仕事の他に、自分の経験から発信する社会活動、そして日々の生きるそのものの活動にも「自分にかかる負荷」は避けられません。

そこで、これからも「生きる」上で必要な、私へのレシピについて落書きを描いてみました。

私は、脳性麻痺で筋肉の緊張が高くなり、かなりの頻度で頭痛や体の痛みに悩まされます。

車椅子にずっと座っているだけでも足や腰に負担がかかるし、外出時はガタガタな道路の上を走っていると、至る所の体に力を入れて踏ん張っています。

こういうことを常に意識したり、言葉に出すと、患者のような弱々しい印象を持ったり、自分自身も気持ちが上がらなかったりします。なのできっと、社会活動をするアクティビストは、この話題ではない限り、体の痛みについて講演活動で話すことはないですし、ポジティブで大きな活動をしている「エライ人やわ〜」という印象を周囲の人は持つのではないでしょうか。

私は、何か活動をしようとしているときは、体の不調を一瞬でも忘れないと、活動に集中できません。それは、障害者に限ったことではなく、障害のない人と言われる人も当てはまることではないかと思っています。(障害のない人の方が体の不調に気がつきにくいことも)

ここで大切なことは、どんな人でも、どんなに活動をしていても、どんなに活動していないなと思っている人でも、「負荷」はあるということ。

だからこそ、自分に必要なレシピはあらかじめ考えた方がいいということです。

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