プラスな日常

福祉タクシーはなぜ必要か

週末はいかがお過ごしでしたか?今月は、年末の節目として、忘年会をいくつか予定している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、アサヒビール園で久しぶりの豚肉をたくさん食べてきました。豚のスライスを湯せんにくぐらせた、あれですよ。しゃぶしゃぶです。今日はその様子を動画でYoutubeにアップしてみましたので、ご覧ください。

最近、自分はすでに知っていることでも、他の方は全然知らなかったことってたくさんあると考えるようになりました。今回は、車いすのまま乗ることができる「福祉タクシー」について、おいしい豚しゃぶしゃぶの映像とともに語ってみました。

福祉タクシーのメリットの前に、
タクシーそのものメリットを考えてみる

福祉タクシーのメリットは、何も特別なことではなく、普通のタクシーと同じようなメリットとほとんど同じだと思います。

  • 目的地への移動にかかる時間を短縮できる
  • 荷物を多く持っているときは、乗りたくなる
  • 行き先を言えば、車の中で休んでいる間に到着する
  • つまり、時間と体力を節約して、違うことに当てることができる

福祉タクシーのメリットと今のデメリット

では、福祉タクシーにしかないメリットはなんでしょう。
それは、車いすに乗ったまま乗ることができるということです。
車いすから自分で席に移ることができない人や、タクシーの椅子の上ではバランスをとって座れない人だけでなく、自分で腕の力や足の動きを少し使えたとしても、一瞬体を浮かせたり、足でまたいだりする労力がいります。
私は、介助者がいなければ、乗り移ることはできません。乗り移ることができたとしても、体を固定していたベルトを外し、カバンを外し、椅子に移ってから車いすをトランクに乗せるというだけで、15分くらいはかかってしまうこともあるのです。
その点、スロープが車両内に備わっていることで、車いすのまま入ることができるのは、大きなメリットなのです。

デメリットは、福祉タクシーは、普通のタクシーのように手を挙げて捕まえられる、電話をするとすぐに来られるわけではないことです。
事前に予定を把握してから、予約を取っておかないと、「友人に誘われたから今から居酒屋行きたい」「食材がないからすぐに買い物行きたい」ということがあっても、利用できない可能性が高いのです。

福祉タクシードライバーも仕事になる

普通のタクシーよりもニーズが少ないために、福祉タクシーの台数は少ないと感じます。本当は、普通のタクシーでも乗ることができる仕組みだったら良かったのですが。特に、早朝や夜中なんて、福祉タクシー自体が動いていないことの方が多いです。
そう考えると、移動の自由が狭くなり、計画力か我慢力が必要になってしまいます。もっとすぐにでも行動できるという安心感がある(タクシーを使えないという不安感がない状態)のは当たり前のようで、そうではないのが、車いすユーザーの現状です。

福祉タクシーを個人的に仕事にしている方には、応援の気持ちもありつつ、私の行動の糧になっているので、どんどん使うようにしています。
顧客をどう作り、経営を続けていくかという課題はあると思いますが、スロープ付きの車は手に入るようなので、誰にでも始められるそうです。

アメリカのシカゴでは、アプリですぐに呼び出すことができたので、この便利さをみなさんは利用できるのだなと思いました。

福祉タクシードライバーさん、ありがとうございます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です