講演活動を行っていると、
障害があるお子さんを持つ親御さんの視点で考えるきっかけが多くなりました。
中でも、お子さんの進路について悩むことは、どんな親御さんでも直面することだと思います。
ある親御さんは、今は、自分やボランティアのサポートで普通小学校に通っているが、中学校は養護学校の方がいいのではないかと考えています。
親御さんにとっては、小学校入学時から中学の進路を心配していると言っても良いくらい、進路は深刻なものです。
きっと、色々な思いがよぎります。
できるならば、障害があるない関係なく、普通に地元の学校に通わせたい。
養護学校の方が良いだろうか。
友達もできやすいかもしれない、寮からの通学なら通いやすい。
どの選択肢にも
メリットもあれば、デメリットもあります。
決めては、何を大事にしたいのか。
私の場合は、母親が私の意向を尊重してくれました。
「友達と一緒の学校がいい」と言えば、普通小学校へ、
中学校は養護学校へ。
でも、もっと社会的な支援があれば、
普通中学校にも行きたかったです。
思いとは裏腹にその当時の限界もある。
しかし、すぐに諦めては、実現できる方法も知らないままで終わってしまいます。
一人で抱え込まず、ポジティブに頑張っている親御さんから話を聞いたり、
先生や相談員の方に相談したりしましょう。
より広い視野でお子さんの将来を考えられるようになるはずです。