「障がい」とは

支援者への講演

みなさん、こんにちは。
最近、毎日色々な考えが目まぐるしく湧き出てきます。
記録が全然追いついていかない!
先日、北海道サービス管理責任者研修で45分間お話をさせていただきました。

最近は、「『本人主体支援』の難しさを『自分ごと』として捉え、

自身や社会を変革していく支援者へ」というテーマで、

障害児者と言われている方々に対して支援の仕事をしている方へ

お話をしています。
なかなか簡単には説明できませんが、

支援者と障害のある人の間には不自然な関係と距離があり、

同じ人間としてではなく、評価すべき対象だったり、

不必要にその人の人生に入り込んでしまったり、

そのことは支援者だから良いんだと思い込んでいる人が多いと、

私は感じています。
また、周りに同調して合わせて行動することや、

苦手なことや人と変わっていること

(太っている、空気が読めない、ハゲているとか)を非難すること、

大人が子供を信用することができないことなど、

日本特有の風潮や教育を受けて、支援者の思考が作られてしまっていると思います。
その中で、結果的に社会的に排除されてしまう人が出てくると思います。

例えば障害者だけでなく、LGBT、不登校と言われている人、

日本で求められている労働では働けない人など。
本当は社会のあり方を変える必要があるのに、

全て「自己責任化」されたり、

「みんなと同じように、私たちのように、『成長』すること」を良しとしたりし、

それが「専門家の仕事」だからと疑わなくなるのが本当に怖いです。
そのため、私は「自分ごと」として考える講義を続けています。

耳の痛い話かもしれませんが、

障害があったり、苦しい立場に立たされた人は本当に苦しいのです。
だからと言って、苦しくなれというわけではなくて、

講義のときくらいは見直すきっかけになればと思いながら講義をしました。
もっと広い意味で、そして柔軟に、人生を楽しむことを、支援者側も大切にしてほしい。
まだまだいろいろな問題を私は感じているので、少しずつ整理をしていこうと思います。

 

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