小学生の時、ある本の記憶がかすかにあった。
身体に障害がある女性がお子さんを産み、育てたという本。
脳性マヒで、足の指で料理や子育てをされていた、小山内美智子さんの執筆です。
自分なんて、恋愛も結婚も子育てもできないなんて思っていました。
小山内美智子さんは、本当に遠い存在で、手の届かない方だと思っていました。
それでも、ひとり暮らしがしたい、大学に行きたい、仕事がしたい、
そんな思いで少しずつですが前に進んで、
おととしは、障害がある人同士で海外旅行に行っちゃったりして、
なんだかんだやっていくうちに、出会うことができました。
小山内美智子さんです。
少し話はそれますが、私は学生生活を終えてから、
障害者同士で活動する障害者団体に入っていたことがあります。
今もかかわりがありますが、正直にお話しすると、様々な葛藤があります。
とにかく、活躍されている障害者の方々は個性が強すぎる
誰かには賞賛されて、一方で誰かには警戒されます。
警戒とは大げさかもしれません。
いろいろなことが重なって、嫌われることも当然だということです。
それは、障害があってもなくても同じでしょう。
ただ、障害者の方が、社会の障害と闘ってきた経験が濃くて、
それが「人生の軸」になり、個性として移りやすいのだと思います。
私は、その個性とどう向き合っていけばいいのか迷っています。
きっと自分の軸がぶれているからでしょう。
軸をしっかりと持っているという意味で、私は小山内さんを尊敬しています。
女性は、恋愛して、結婚して、子どもを産みなさいと。
いや~私にできるかな~~~~
これからも女性として、磨き、磨かれたいと思います。
小山内美智子さん
