ご家族・すべての方へ

小さな行動でも、自分がやらない理由はあるのか?

自分の中に、モデルになる人がいるとモチベーションのアップにつながる。そのうちの一人が、ゼン・ハニーカットさんというアメリカの女性の方だ。

今回は、日常的に知らないうちに健康被害を受けているかもしれないという危機感と、彼女の話を聴いて「自分にもできることはあるのではないか」と思うことができたことを書きたいと思う。

彼女は、3人の子どもの母親で、子どものアレルギーをきっかけに、農薬や遺伝子組換え作物による健康被害や、有機栽培への転換の必要性を訴えてきた。この問題を知らずに放っておくと、何世代にもわたり農薬の成分が体内に蓄積されることや、アレルギーや自閉症などの症状を引き起こすことになることを、彼女とその家族の体験談から話していた。そして、アメリカ全土にもはや広がっている、Moms Across Americaという子どもを守る立場の親として、社会に意識を広げる団体を立ち上げた。

私たちが普段スーパーで手に取る野菜などは、より消費者に買ってもらえるように、虫に食われないように農薬がまかれ、キレイな発色や大きな形にするために遺伝子を組み換えた種からできているものが多くなってきていると言われている。北海道は日本の中で農薬を多く散布していると言われており、他の土地と比べて、広大な畑のために、農薬をまいても、近隣の人々からの苦情や反対運動が起こりにくいことが一つの要因のようだ。

先日、ゼン・ハニーカットさんが来札し、北海道民が「農薬反対!」と意識を変えていけば、大きく変わっていくと話していた。

彼女の運動の根幹に、学生時代に言われた父親の言葉、「生徒会長に立候補しないの?他の人も会長になれるのはわかるが、あなたがならない理由はあるの?」という質問がある。「なぜ私が?できないよ」と本気で思っていた彼女は、ハッとさせられたことを今でも覚えているという。

自分がやらない理由はあるのか?

何かモヤモヤしているとき、
何か不満があるとき、
何か生きづらいと感じたとき、
自分の意思とは関係なく社会が決めてしまっているとき、

私も含めて、多くの人は、自分のやることはちっぽけだ(小さい)と思っている。
やっても無駄だと思っている。

日常の忙しさを理由に、行動するのを後回しにしていることがある。

大きく行動しないからやらない?
小さく行動しても意味はないのか?

どちらにしても、自分がやらない理由は?と問いていくと、
見えていないところで、物事がどんどん進んでいく社会に意識を向かない理由はない
ことに、私はようやく気がついたのである。

まずは、意識を向けようと思った。

※内容については、わかりやすく端的に語っているゼン・ハニーカットさんの動画や、農薬と遺伝子組み換え食品の問題を書いているMoms Across America ゼン・ハニーカットさんからのメッセージ(Alter trade Japan, Incのホームページです)をご覧ください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です