たとえ、小さなことでも、失敗を恐れないで「最高」を狙うことはおもしろい。そんな大きいことを言っているけれど、なんどもやってみてから、「もっと大胆にやれば良かったんだ」とあとで気がつく。
新しいアイテムを手に入れると挑戦するといい
この前、ホットサンドメーカーを初めて使った。料理好きの私に貸してくださった。まったく経験したことのない道具だ。ホットサンドメーカーと聞くと、おしゃれなモーニングや、北欧のお菓子の時間に焼くワッフルのイメージを思い出す。ビターなコーヒーとともに、おしゃれな食事の風景を想像してしまう。
これまで、ホットサンドメーカーを使おうと思ったことがなかったが、ほんの小さなことがきっかけで、お試しで使うチャンスをいただいた。
「あとでやろう」と思ったら、また別な用事が出てきて、挑戦する機会を逃してしまう。「やるなら、今でしょ」ということで、さっそく使ってみる。
新しいことをする前のドキドキ感が止まらない
今までやったことのないことをやってみるのは、やっぱりいいことだと思った。まず、ホットサンドメーカーをキッチン台において、説明書を開いてみる。食パンはどこにおいたらいいのだろう?まずは、そこから、わからない。
わからないことは、おもしろい。食パン2枚も挟んだら、フタはきちんと閉まるのかな?中の具材は何を入れたらいいの?というか、どれくらいの量を入れていいのだろう?と、疑問が次々と浮かんでくる。
疑問をいくら考えても、やってみないことにはわからない。いったい、どうなっていくのかを実験をしながら確かめよう。
ちなみに、ホットサンドの上手な作り方をインターネットで調べることはできるだろうが、私は、それは楽しくないと思っている。すぐに、コツがわかってしまったら、その通りにやって「やっぱりうまくいったね。」と言って終わるよりは、試行錯誤していきたい。
案の定、それが楽しすぎて、8枚切りの食パンを一度に使ってしまった。いつも料理は30分くらいで済ますのに、時間も忘れて1時間半も、ホットサンドづくりに没頭していた。

最初は控えめにしすぎ、最後は豪快にしすぎる
最初は、具材をどれくらい入れていいのかがまったくわからないので、控えめに入れてしまった。
ちなみに、具材はキャベツとサバと玉ねぎ。サバは缶詰に入っており、オリーブオイル漬けされたもの。ホットサンドメーカーと一緒にいただいた。そのオリーブオイルを使い、細切りにしたキャベツとみじん切りにした玉ねぎと一緒に炒めた。汁気がなくなるまで炒めたら完成。
具材を食パンで挟んで、フタを閉じる。3分タイマーをセットし、待つ。待っている時間さえもワクワクして落ち着かない。タイマーが<チン!>となり、意外と懐かしいタイマーの音にびっくりしながら、おそるおそる開けると…。

わ!ちゃんと、できていた。ちなみに、この写真は、最後に作ったホットサンド。加熱時間は、3分ではなく、4分くらいにした。すると、焼き目がしっかりとついた。

最後は、こんな感じで、豪快にのせていった。山盛りに具材をのせて、ダブルチーズでさらにボリュームアップ。これに、上から食パンをもう1枚重ねるのだから、本当に大丈夫か?心配だった。しかし、ホットサンドをすでに3つは作ったあとだったため、「ま、大丈夫でしょ。」と開き直る。
失敗しても、死なない。修正ができるなら、
By Michiko
つねに「最高」を狙っていこうじゃないか。
何度かやってみると、「このくらいなら、大丈夫」というさじ加減がわかる。それをヘルパーさんと確かめながら、実験の結果に「わぁ!すごい。」と驚くこと自体が楽しい。
ヘルパーさんの中には、ホットサンドづくりの達人がいるかもしれないが、「こうすればいい」と答えがわかってしまうと、おもしろくない。なるべく、同じくらいの経験をお互いにしていて、「こうやってみるといいかも、ああやってみると、もっとおいしいかもしれない。」と、頭の中をたくさん使って楽しむのがおもしろい。
私がつくるホットサンドと、ヘルパーさんがつくるホットサンドはまったく違うと思う。そのため、私は、ヘルパーさんの味を教えてくれるときは、完全に任せてしまう。そして、その味を盗んでから、違うヘルパーさんの手を活用してやってみる、という方法をとった方がもっとおもしろい。
修正できるなら、「最高」を狙う
障害があって、自分の手で直接できなければ、自分のやったことにならないのだろうか。私は、たとえ、自分の手でできなくても、「こうしようかな」「次は、こうやってみようか」と考えていること自体が、「自分でやっている」ことと同じだと思う。

最初は、焼き目が薄かったが、最後に加熱時間を多くしたことで、おいしそうないい色がついた。このひとつずつの実験を楽しめたからこそ、最後のでき具合にかなり感動してしまった。

食パンがすごく薄くなって、パリパリの食感になったことも驚きだし、キャベツとサバと玉ねぎがチーズに絡んで、これは正解だ!と自分で納得して満足した。
最後の2枚の食パンを使うとき、ヘルパーさんにこう言った。
「失敗」と「成功」のはざまに、挑戦してみる。
By Michiko
最高のいい状態でできたホットサンドを見て、ヘルパーさんは私にこう言った。
「失敗」と「成功」の「はざま」を狙ったからこそ、
By Hさん
見えた景色だ。
もちろん、
修正できるからこそ、ギリギリの「最高」まで狙うことができる。
By Michiko
ならば、とことん、やってみようじゃないか。
この日は、ホッカホカのホットサンドをキッチンで食べて、食事が終わった。
つくりすぎたホットサンドは、次回の食事のために冷凍をして保存。
今日も最後までありがとうございました。
おまけ情報
スヌーピーのイラストがついたホットサンドメーカーもあるんですね。いろいろな色もあってかわいいです。ワッフルやたい焼きを焼くプレートがあるそうです。今のプレートでも野菜をグリルすることもできるみたいで、便利なものが世の中にあるんだな〜と改めて思いました。
