ご家族・すべての方へ

主体的に生きることを地球人レベルで考える

勇気を出して言ってみた。「量り売りのパンを、自分の持っているケースに入れて買っていいですか?」自由につまむトングの横に、プラスチックの袋がある。なぜ、わざわざケースに入れるのか?それは、できる限りプラスチックのゴミを出したくないからである。

Morimotoの量り売りの小さいパンで、今日はお腹を少し満たした。あとは、そのデパート内で買い物を楽しみたかったので、250円前後で小さいパンの詰め合わせを買ってつまんだら、駆け足でほしいものの売り場へ。13年以上使ってきた計量カップはあちこちひび割れてきたため、100円ショップで買った。カップはスタイリッシュで格好良い。10年くらい履いていた冬靴は、今の私の足では冷えすぎて我慢できなかったため、奮発して防寒性の高いものを買った。あとは満足。

プラスチックの使い捨てをできるだけ減らそうと思い始めたのは、ステンレスのストローをUmiさんから勧められたことがきっかけだった。私は、どの飲み物もストローで毎日飲んでいるため、プラスチックストローの消費が多かった。少しは洗って何度か使おうとしていたが、100円ショップで大量に買えるからと、そんなに考えていなかった。

それから、3年以上は経っているかもしれない。コンビニやスーパーで買い物袋をもらうのをやめ、マイストロー、マイカップを外に持ち歩くようになった。しかし、どのお店に行っても、何も言わなくても、プラスチックの袋やストロー、カップなどを出してくれてしまう。我先に!と先手を打って「いりません!」と言わないと、プラスチックを減らすという目的は達成できない。最初は、ストレスで疲れる感覚を持ったことがある。日本は、黙っていた方が、楽な(ストレスを受けないという意味)場所なのかと改めて感じた。そして、今は、まさかの初めて行ったお店で、交渉をして、ケースでの購入をトライしている私。Morimotoさん(その店舗で)は、快く引き受けてくださった。3年経ってようやく。

そこまで行動するのは、特に特別な理由などはないと思っている。ただ、自分の使ったゴミの行き先を知らないのに、それに甘えていろいろ好き放題に捨てることができるのは、なんだかおかしいことだと思ったからだ。

もちろん、世界中のどこかの海には大量にプラスチックのゴミが浮いていること、中国が日本のゴミを買ってくれていたのに、限界値が来て買わなくなったこと、リサイクルできている割合は低いこと、スタバなどでプラスチックのストローをやめていることなど、いろいろ情報は見ているつもりである。量り売りのお店は日本には少なく(札幌はさらに少ない)、ヨーロッパやアメリカなどでは多いことなども、少しずつ知ろうとする中で、なんとなくわかってきた。

しかし、私は、それらの場面にいない。自分の目の前のことで精一杯。だから、すぐできるファーストフードや、コンビニ飯を手に取ってしまうときもあるし、袋を断るのも面倒だと黙ってもらうこともある。いくら防ごうとしても、どうしてもプラスチックが出てくるなら、もういいのではないかとも思ったことがある。

ここで大事なのは、ジョージアのコーヒーBOSSのCMに出ていた宇宙人のように、地球人が持っている生活の良さを、改めて調査するくらいの気持ちが必要なのではないか?ということだ。(きっと、ここから読者はわからなくなっている(笑))

便利さにただただ流されていると、その便利さがなくなると思った瞬間、「便利さを犠牲にしても、地球は何も変わりはしないよ。一人ひとりの力ではどうしようもできない。」といきなり態度を変えて反論してしまう。(無理でしょ、無理無理!と反応することも。)

生活の豊かさは、企業の戦略に乗っからなくても、工夫しだいで自分たちで維持できると思う。ジョージア宇宙人のように、この地球はやっぱり美しいと、いきなり涙してもいいと思う。宇宙人は、地球に住んでいないからこそ、地球人の良さを知る。調査を続ける宇宙人には、頭が上がらない。(すでにこの例えは、複雑怪奇。)

地球人なら、地球のことを少しでも意識して考えた方が、今、私たちに何が必要かを知ろうとする主体的な人間になれそうな気がする。まさに、今日は、量り売りでケースの使用の交渉をすることで、そのお店とどう付き合っていくかを行動で示す自信がついたのだから。

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