つぶやき

ワクチン接種のことで悩んでいる

いつも思うこと「1ヶ月経つの早いな」。もうすっかり夏になりましたね。
関西の夏を初めて過ごしていますが、北海道よりも3倍くらい太陽の光がまぶしく、湿度もやや高めで、30℃越えは当たり前なのだということがわかりました。
でも慣れてくると、34℃より30℃は涼しいと感じたり、28℃だと生き返った感じになるくらい楽になります。北海道では、冬はマイナス気温に慣れて、プラス0℃になっただけで、「あら、暖かいな」と思うのですから、それと同じようなものですね。

 

さて、今日は、かなり大切な話題です。

「新型コロナウィルスのワクチンを打つか、打たないかの選択」のお話。

この件は、「どの選択をするのが正しい」という話ではありませんし、「うつ派」「うたない派」という安易な分け方をして、それらの考えを整理したいわけではありません。

ただ、「ワクチンを打つことが当たり前に良い」とされている社会の風潮の中で、「ワクチンに関して不安を持っていたり、接種をするかどうかの選択をゆっくり考えていたりする人もいる」ということを頭に入れておきたいと思っているのです。

今もなお、新型コロナウィルスによって、私たちの生活は変化を余儀なくされています。年単位で、感染要因や感染後の症状などが予想できないウィルスに、気をつけていかなければならない日々を送っています。それによるダメージはとても大きく、早く元の生活に戻りたいと誰もが思っていると思います。国民の多くは不安を抱えているので、ワクチンが接種できるようになることで、多くの人が安心して仕事をしたり、生活したりできると思うのは当たり前のことです。けれども、ウィルスについても、ワクチンについても、何もかも未知すぎて、色々な情報がテレビやインターネットによって飛び交っている中で、私は、人間同士も不信な空気が出てきそうに感じて仕方ありません。

 

たとえば、

「ワクチン接種できるようになってよかったね。」

「ワクチン、いつ打つの?」

「ワクチン、打った方がいいよ。」

そのような声かけが増えたように思うのですが、私は、このセリフが「あいさつのように」なってしまうと、色々見えていないことが多いのに、どうして受け入れるのが早いのだろうか、何でワクチン接種が当たり前になっているのかと、怖くなってしまいます。そういう話を振ってきても、その人のことは好きだし、大切にしたいけれど、複雑な気持ちになります。

 

私は、ワクチンの接種については、ゆっくり考えています。選択するための情報がまだ足りないからです。私にとっては、「重症化した場合の対応はきちんと国が責任持ってするのか」「疾患を持っている人などへのリスクは把握できているのか」の二つがとても重要だと思っています。

仕事や色々な事情で打つことになった人で、特に疾患などがある友人のことは心配になります。両親に対しても心配します。どんな反応をするかは、人の体によって違うのだと思いますので、本当に心配です。

身近にいる大切な人のために打った人もいると思います。

私も、たとえまだワクチンのことが未知であっても、身近な人のことを考えると打った方がいいと思うこともあります。でも、自分の体に打った後の考えられるリスクもあります。テレビなどを見ると、よく親からの相談で「子どもが打ちたくないと言って、聞かない」という声もあるようですが、それは、「自分の体と向き合っている大切な時間」だと思うのです。たとえ、重症事例の割合が低くても、なったらその人にとっては100%の事例になってしまうのですから。

ロンブーの淳さんが、Ameba TVでも「今、打たないと思っている人の中にも、重症化した場合の対応が国できちんとできるとわかっていれば、打とうと思っている人はいると思う」という話をしていました。私は、淳さんが「自分はアナフィラキシーの疑いがあるから、今は打てない」という前置きで意思表示していたのを見て、淳さんの強さを感じたのと同時に、それを言うことさえもしにくい世の中にはなってほしくないと思いました。

 

もちろん、今のワクチンは、感染を妨げるために、専門家ができる限りの治験で開発されたものだと思います。今も進行形で治験を行なっているでしょう。政府は、何らかの理由でワクチン接種を開始しました。その理由は、今すぐにでも食い止めたいという考えなのか、国民の信用を得るためなのか、医療機関のひっ迫を食い止めるためなのか、本当のところはわかりません。そこを突き詰めていくと、ワクチン以外にも、色々な対策があるはずなのに、テレビなどでワクチンにだけしか注目しないことも不自然だと思います。

 

本当は、表にしか見えない情報に左右されるばかりではなく、私たち自身が自分の体のこと、自分の身近な人と「ワクチンって何だろう」というところから話せるくらい、柔軟な気持ちでいられる空間を持ちたいです。

 

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