新型コロナウイルスの問題が出てから、ヘルパーさんが安心して働けるためには、どんなことが必要なのだろう?と考えてきました。ヘルパーさんは、日常生活の介助が必要な人にとって大切な存在です。ヘルパーという職種に色々な人が関心を持ったり、どんな仕事か知っていれば、多くの人が働いてくれます。
実際に、コロナの影響で、仕事が減ってしまった方が、新しくヘルパーに入ってくださっています。そのかたの前の職種はヘルパーとは違うようですが、身体の支え方に安心感があったり、手際よく介助をしてくださったりするので、とても助かっています。そのかたにとっては、仕事をすぐにでも探し、求人でたまたま見つけて、条件があったのだと思います。
どんなきっかけであっても、誰でもできる仕事ではないので、何かのご縁で続けてくださっていることはありがたいのです。
前のブログで、ヘルパーに手袋をつけてもらうようにチラシを作ったことを書きました。これが、そのチラシです。

ブログを見てくださっているかたから、このチラシを使いたいというメッセージをいただきました。ヘルパーを使って一人暮らしを始めたばかりの子を持つ、親御さんからのご連絡でした。
親御さんには、「私の作ったチラシは、決して正しいかどうかはわかりませんが、コロナ対策について考えるきっかけになれると嬉しい。ご本人にそのチラシを使いたいかを聞いて、話し合った上で使ってほしい。」ということをお願いしました。
ヘルパーの仕事のコロナ対策は、それぞれの事業所や利用者によって、考え方が違うかもしれません。私の場合、ヘルパーが来たらマスクを自宅でもすることがありますが、息をすることがそもそも難しい人や障害の関係でつけられない人もいます。私も、ヘルパーさんはほとんどの時間いるので、10何時間もマスクをつけていた時は顔面に痙攣が出たので、そこまですることはやめました。
また、ヘルパーさんが快適に介助をしてくださったり、コミュニケーションが心地よくできる人だからこそ、私も信頼して、コロナ対策のことを考える気持ちのスペースができるのです。
ヘルパーさんからも「ウレタンマスクは、入浴介助をしていても、そんなに熱がこもらないので、入浴介助用に使おうと思います。」と、ご自身で工夫していることなどを話してくださいます。
利用者やヘルパーのどちらかだけが考えるのではなく、お互いに、こうするとどうだろうか?と自然に話せることが重要なのだと思います。
この仕事は、どんな状況でも必要としている状況にあるので、なくなることはありません。仕事の内容を知らないかたにとっては、他人の生活のことを支援すると聞くと、大変だというイメージがあると思います。
でも、今の時点では、在宅支援でコロナウイルスが広まったという話は、近くでも日本国内でも聞いたことがありません。
もちろん、どこでもらってくるかわからないのですが、そんな中でも、ヘルパーさんがたが気をつけてくださっているからこそ、安心できる状況なのだと思います。
これからも、試行錯誤していきたいと思います。