あいうえおエッセイ

チキンライスの魅力(みりょく)

チキンライスをたまに食べたくなる。玉ねぎ、にんじん、ピーマン、ウィンナーか鶏肉を炒めて、ぷっくりとふくらんだお米を熱々のフライパンに投入。お米はパチパチ、ジュージューと音を立てながら、色とりどりの香ばしい野菜と混ざり合っていく。そして、チキンライスの懐かしい味を思い出しながら、塩コショウと、コンソメをふりかけ、ケチャップを回しかける。ほんのりケチャップ色になったらできあがり。赤でも朱色でもない、やっぱりケチャップ色だ。

いつもオムライスとしてチキンライスを食べるけれど、たまにチキンライスを食べたくなる。どうしてかな。温かいチキンライスはもちろんおいしいが、冷めてもおいしい。お弁当に入ったチキンライスはかなりおいしい。

そういえば、外食するとチキンライスだけ出しているレストランってなかなかない。いつも卵で包まれている。家だからこそ、いつでも食べられる。素朴(そぼく)で懐かしい味は家でしか食べられない。とっておきのごちそうなのだ。

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