ここ数週間は、コロナウィルスが広がらないように行政が「緊急事態宣言」を出して、国民の外出の規制をしている。日本中で、毎日の仕事と特別な用事以外は外出を控えないとまずいかな、外出するならマスクをしなくちゃと、心がそわそわしている人が多いのではないだろうか。
私は、ここ数年間、冬の時期はなかなか外に出なくなったので、生活の仕方は今回のコロナウィルスのことで変わった感じはしない。自宅の中でできることをひたすらやっている。でも、やっぱり、退屈なのは確かである。その中で、私は久しぶりに絵を描いてみた。

多くの人が、感染者が増えていくたびに、ニュースやSNSから情報を受けて、「ウィルスが広まるかもしれない」という不安にかられてきている。実際に学校行事や様々なイベント、飛行機などがキャンセルされて、外に出たい気持ちを萎えさせている。
そういった「あきらめる気持ちを持ちやすい環境」は、障がい者がなかなか外に出にくい状況と似ている気がする。冬は雪が多くて外出できないから「自宅でやれることを探そう」とか、行きたかったお店が車いすで入りづらいから「他のお店で我慢しよう」とか。国の規制とまではいかないが、自分ではどうしようもできない理由で、個人があきらめなければならない点では、二つの状況は似ていると思う。
この状況がおさまったら何をしようか。そういうことを考えられる状態にいるのであれば、大変かもしれないが、ことが収まるのを待つしかない。
私自身が元気でいられることに感謝して、できることをやっていこうと思った。