「介助ライフノート」制作の道

『介助ライフノート』を作成中です!

【日常的に介助が必要な方へご協力のお願い】

ヘルパーを利用して生活している皆さんへ、
「自分らしい生活を大切にしていく」ために、あるものを作っています。

それは「介助ユーザーのためのパーソナライズ・ライフノート
(以下、介助ライフノート)」
です。

この介助ライフノートは、
自分の生活や人生のあらゆることを自分の軸で考えて、
周りの人(ヘルパー・介助者)に伝えるのを後押しする
ノートです。

この度、「海老原宏美基金助成金」を授かり、モデルノートの作成、(これからお伝えする)モニター募集・アンケート・ワークショップのための資金を支援していただくことになりました。海老原宏美様、海老原宏美基金実行委員会様、ありがとうございます。

 

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介助が必要な当事者にとっては、
日々介助や、人の手を借りて生きていて、
介助者なしでは生活できない状況の中にいます。

そこでは、本人が自分らしく生活するために、
いろいろな生活スタイルや考え方を持つ介助者に
伝えなければならないことが多い
です。

その過程で、例えば、
朝シャワーを浴びたいのに、ヘルパーがめんどくさがる、
事業所が朝のシャワーを拒否したり、
ヘルパーの人手が足りなくて、シャワーを浴びれない、などの作用が働いて、
自分の思いを通すか妥協するかという選択をすることに直面するのが現状です。

自立生活の経験がなければ、周りの意見に流されるだけになってしまったり、
経験がある人であっても、優先順位が低い要望であれば、
まぁいっかと流すこともしばしば。

「本当の一人暮らし」では大ごとにならないことが、
他人の手が必要であることで、頭や心を使っている
のです。

 

どこまで妥協できるのか、境界線がないまま、
小さな「まぁいいか」が積み重なることで

最終的に精神的に病んでしまったり、逆に自分の意見を通すことだけに意地を張ってしまったり、いつの間にか他のことにやる気をなくしてしまったりすることが、私自身や私の友人が経験してきたことでした。

それでは、
その現状を知らないヘルパーだけが周りにいてストレスになったり、
ヘルパーと良い関係を築くこともできなくなったりします。

本当は、自分の家での生活であり、
自分自身の人生であるので、自分のこれがしたい、
これは絶対に嫌だという気持ちを置き去りにしない中で、
周りの介助者が賛同し、日々安定した介助が受けられるように
なりたいと願っている
と思います。

そして、今、自分も心が健康な状態で、自分のライフスタイルに沿ってサポートして関係を作ってくださっているヘルパーの方々を大切にしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

介助ライフノートは、本人自身が立ち止まって考えるきっかけ作りになったり、実際に伝える時に使ったり、仲間と一緒にノートの題材を話題にしながら交流できたりするためのものを考えています。

 

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そこで、そこで!皆様にお願いがあります!

私は、今年度中に「介助ライフノート」を完成させようと思っています。

その前に、たくさんの当事者の方々に、試作品として作ったモデルノートを使っていただき、どのような項目を作ったら、皆さんの生活にとって役に立つのかを教えていただきたいのです。

介助ライフノートのモデルノートが出来上がり、ただいま印刷中です。

ご希望の皆様に、モデルノートをお送りし(紙媒体が難しい方はPDF)、「アンケートにてご意見をいただきたい」のです。

さらに、アンケート回答者の中から、ご希望される方、またはこちらからの依頼を受けてくださる方には、「オンラインでのワークショップにて意見交流会」にご参加いただきたいと思っています。

今回は、宣伝のみ、なんですが、
7月下旬に「モニター募集」をスタートする予定になっています。

今日は、今のノートの一部を公開させていただきますので、できれば、この記事のコメントに応援メッセージもいただけると嬉しいです、ものすごく。

もし、今後のお知らせを見ていただける方がいましたら、こちらのブログをブックマークしていただけると嬉しいです。

皆様、頭のすみに予定しておいてください。

よろしくお願いいたします!

 

 

 

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