産経新聞のインターネットに「秋の叙勲 旭日大綬章 谷垣禎一・元財務相 弱者へ思い「できることはやる」」という記事が載っていた。自民党の谷垣氏がサイクリング中に事故にあって車いすの生活になってから、3年ほどの休みを経て復帰したという。正確な情報は探せないが、以前は「人に迷惑をかけてしまう」と思い辞職したそうだ。しかし、今調べてみると、新聞記事や動画では堂々とスピーチをしている姿を目にする。そこまでに至るまでに、リハビリと気持ちの整理に時間と労力をかけたに違いない。
事故に遭ってはほしくないが、車いすの生活になったことで、谷垣氏は「障害者が抱える問題は、一人ひとり違うことがわかった」とスピーチで語っていたところが印象的だった。リンクした記事の中で、気になったフレーズがあったので、今日はそのことを考えてみたい。
“最近は車いすで公の場に出ることも増えたが、リハビリが欠かせない。「自分でできることは自分でやりたいが、どの辺を目標にしたらいいか、間合いの取り方に悩んでいる」と複雑な胸の内を明かす。”
そうそう、それが苦労することなのだと読みながら、うなずいてしまった。これについて、直接、谷垣氏と語り合いたいくらいである。きっと、途中で障害を負った方の方がもっと気持ちがわかるのではないだろうか。
自分でやるかどうかをシンプルに考えるための暗示
- 自分でやりたいと思ったことはやってみる
- やってみてダメだったら、とりあえず誰かに頼んでみる
- またやりたいと思ったら、やってみればいい
- 社会で本当に自分がやるべきことがあるのなら、体力温存のために、周りに頼った方が物事が早く進む
- 自分の持っている時間は限られている。自分にしかできないことをやろう
ということを思いついた。
「間合いの取り方」は本当に難しいので、クリアできないことだと考えるとホッと安心する。「間合いの取り方」に、とことん悩んでいこう。
シンプルな「間合いの取り方」の悩み方
- 今、まさに悩んでいる自分の気持ちに気づく
- 一人でいる時間をつくって、ぼーっとする
- 周りに答えを急かされたら「ちょ、ちょっと待って、今考えている」と言ってみる
- 「間合い」は相手によっても、環境によっても、その時急いでいるか、ゆっくりできるかによっても取り方が違う
- 時間の経過とともに、そんなことに悩んでいたのかと思う時期が来ることを信じる
私は、谷垣氏の話す「間合い」の意味を100%わかっているわけではないが、谷垣氏に届けたい気持ちで書いてみた。
写真や動画を見ると、前よりも力強さを感じる。