出逢いから出逢いへ。
小山内美智子さんのご紹介で素敵な方との出逢い。
石川るみさん☆
現在、韓国の旦那さんと娘さんと韓国に住んでいます。
脳性まひという私と同じ障がいで、電動車いすに乗っています。
私より15歳くらい先輩ですが、とってもおしゃれでかわいらしくて、
そんな感想をお話したら「いつまでも若くいなきゃね~。」ととってもパワフル。
今回は、札幌いちご会主催の講演会でお話ししてくださいました。
グローバルに生きるとはどういうことなのでしょうか。―
私たちに語りかける口調で、るみさんの半生が語られました。
20代からノルウェーに1年間留学し、その後スウェーデンに移って住み始めます。
学生としてビザを取り、スウェーデンの福祉サービスを受けながら生活されました。
そこで、韓国の男性と出会い、結婚。自身で子どもも生んでいる方です。
講演会のチラシにもその内容は書かれてあったため、
すごい方だな~話を聞いてみたな~と言う印象で
自分にはほど遠いな、と思っていました。
ところが、実際に話を聞いてみると、波乱万丈な人生を淡々と、
時々コミカルに語るるみさんのお話に引き込まれていきました。
幼少時代、10代までは、自宅にこもっていたるみさん。
養護学校に行っていたものの、子ども同士でのいがみ合いや先生ともうまくいかず
最低の日数だけ登校していたそうです。
その間、人形遊びや漫画を描いていたりしていましたが、
ふと日本から出たいと思い、ペンパルで100か国以上の人と文通し友人を作ります。
そのつながりで「るみは、ノルウェーへ行け」と暗示のように何度も言われ、
そこからどんどん海外の世界へ引きづりこまれていきました。
自分は障がいがあって迷惑をかけている…という見方は、
海外では通じないそうです。
できないところをサポートするのは当たり前。
ただし、障がいがあるからと言って特別扱いはしない。
学生時代、サバイバルな登山もしました。
ノルウェーやスウェーデンでは、ほとんど生活に困らない。
今住んでいる韓国の福祉は、
スウェーデンより100年遅れて、日本より50年遅れているそうです。
韓国の男性との出会いは、異性としての付き合いから始まっていないのが面白い。
そこからお互いに惹かれあい、親の反対を押し切って結婚。
るみさんは、
「ノルウェーやスウェーデンは一生に一度は住んだ方がいい。
けれど、幸せすぎてこれでいいのか?と思ってしまう。
サバイバルな人生の方が面白い。」と言います。
いろいろ辛いことはあるけれど、何が一番つらいでしょうか??
それは、「あきらめるとき」「めげたとき」です。
そう、力を込めて言っていました。
国際結婚された車いす女性・石川るみさん
